「Bach」&「なごみ茶」
土曜日, 2月 16th, 2013
ソフテ・ケーキの新作!
福田直樹さんのチェンバロに触発された一品。
その名も『BACH!』。
オーガニック・ホワイトチョコにオーガニック・グラッパで醸したヨーロッパの典雅な香り漂うケーキ。
片や、オーガニック抹茶『甜々』で中身も外見もあしらったムース『なごみ茶』。
この和洋合作、一品一品を召し上がれ!
ソフテ・ケーキの新作!
福田直樹さんのチェンバロに触発された一品。
その名も『BACH!』。
オーガニック・ホワイトチョコにオーガニック・グラッパで醸したヨーロッパの典雅な香り漂うケーキ。
片や、オーガニック抹茶『甜々』で中身も外見もあしらったムース『なごみ茶』。
この和洋合作、一品一品を召し上がれ!
王羲之といえば『書聖』、究極の書家であり、理想の文人である。
4世紀東晋時代、1700年も前で、日本は弥生時代、この頃の字跡はない。
王羲之の真筆は無く、多くは今で言うコピーであり、
それは双鉤填墨という精密な模写本で、
外見上は真筆とまったく区別できないほどだ。
拡大鏡によって初めてそれが複製であると分かるほどの細密さで、古人の技の凄みを知る。
小野道風筆と伝えられていたものが、実は王羲之の模写本、「大報帖」であることが判り、
新たな発見とされて、東京国立博物館に今、展示されている。
千何百年もの時を経て、書聖の風韻に触れる感激も一入であろう。
観たいものである。
若き頃、日課として下の『蘭亭之序』を臨書して止まなかった。
その風格と知性、その技量に圧倒され沈潜していった。
空海の最澄へ宛てた書簡「風信帖」は、悉く王羲之の影響を受けていた。
いわば、ほぼ20世紀を隔てても、彼ほどの大家が出現しなかったということ、
紀元前後に輩出した聖人群と人物像のスケールと深さ。
再びと、その黄金時代は人類史にやって来ないのだろうか。
そんな意味でも、生身の眼で、その筆跡を観て、
遠く太古に思いを馳せるのも、悪くはないのではなかろうか。