「国菌と国造り」自然医学誌から
水曜日, 2月 20th, 2013「森下自然医学」3月号が届きました。
今月も盛り沢山の話題提供です。
先ず、巻頭随想は『徐福伝説その八』で、徐福定住の巻です。
祖父の富士吉田の浅間神社のことも記述されています。
先日、その地で『徐福祭』もあり、これからも知れるようになるかもしれません。
日中友好も、この物語を端緒に進めて、仲良くして行きたいものですね。
話題のIPS細胞。その「問題点と生命の本質」と題して、
あの船瀬俊介先生と寺島文理書院社長と会長との鼎談。
ノーベル賞の裏に隠された謎と目的。
それを知れば、あながち喜んでばかりいられないものがあり、それ以上に、
生命の本質、死生の意味を考えると、深刻にならざるを得ません。
必読の特集だと思います。
今、新聞紙上をにぎわせている若杉友子おばあちゃんと田中愛子先生の対談は興味が尽きません。
ともに「60年前の食生活にもどろう!」と提言されています。
お二人とも、本当にお元気で、老後の理想の姿がそこにあります。
これも、読みたい一篇ですね。
連載「食養を極める」田中愛子先生の健筆が光ります。
先生のお若い時の壮絶な体験が、強く惹きつけます。
「・・・肺ガンの方の痰も舐めました・・・・・・
このとき、張りつめていた全存在が私のはらわたの中まで達し身震いしたのです。・・・・・」
こちらが、身震いするような凄い体験を綴られておられます。
「倭詩」は『国菌と国造り』と題して、寺田さんと麹菌を中心に書きました。
日本的、日本らしさ・・・・・・・などなど日本を形容しますが、
物質的には、それは『糀/こうじ』ではないか、という論です。
我々の外も、体の中も、実はこの麹菌によって培養されて生き長らえているという
日本人の本質に迫るものです。
今の、麹ブーム、発酵ブーム、一過性に終わらせず、末永く盛んにさせたいものです。