まほろばblog

Archive for 6月 4th, 2013

「もぶし」?人面魚!

火曜日, 6月 4th, 2013

人が二人!?

まるで「人面魚!」

真横から見ると恐ろしい顔なんですが、この角度からはユーモラスで面白い。

竹さんと相性が合うような、合わないような・・・・(笑)。

これは『こぶし』といわれる、れっきとした鯛なんです。

愛媛の三津浜で獲れたもの、直行便で鮮度が抜群。

鯛に比し、比較的安価で1/3程度。

しかし、身はしっかり、刺身に、鍋に、焼きに和洋中いずれにも使えます。

魚屋が町からすっかり姿を消した昨今、その復活に少し力を入れようかなと考えています。

自然食のまほろばでなく、「魚や・まほろば」で名が通りますよう頑張ります!

 

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・・・・・恐ろしいというか、ブサイクというか、なんともいえないこの顔ですが、幼魚の時はこんなコブは有りませんが、成魚になるにつれオスだけがこんな顔つきになってします。正式名称はコブダイ又はカンダイ(寒鯛)と言います。
 さて食し方ですが、寒いけど刺身、しかも洗いなどいかかでしょうか?磯付きで最大級のこの魚、磯魚独特の風味が夏場と冬場で大きく違い、夏場は食べることができないほど強く、冬場になると不思議と弱くなり、脂のノリが良くなり、しかも鯛の様な味になると言われ、もう一つの正式名称のカンダイ(寒鯛)という名前が付いた理由が解ります。・・・・・

早い!もう「6月感謝デー」!!

火曜日, 6月 4th, 2013

早いもので、もう6月の感謝デーですね。

今回も『うさと展』が6日から本店で開かれます。

また、定番になった『スチームオーブン』両店でデモが行われます。

さらに、世界で認められた『インカインチオイル』のデモが8日本店、9日厚別で、

アルコイリスの大橋代表を迎えて行われます。

 

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今回、目玉でまほろばオリジナル『手塩紅鮭』が30%offの特価で売り出されます。

話題集中の『へうげ醤』も出番です。

あまりにも特価商品があり過ぎて紹介し切れません。

当日お越し戴ければ、一目瞭然です、ぜひともご来店くださいませ。

 

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『うさと初夏展』が本店で6日(木)~9日(日)まで開かれます。

ぜひ2Fにお立ち寄りくださいませ。

「あら屋」! 何時オープン?

火曜日, 6月 4th, 2013

小泉先生の講演会で、何度も聞かされた「あらや」の話。

あらやは魚の粗で、市場や魚屋さんに行けば、いくらでもノシを付けてくれる、というもの。

その粗で一稼ぎどころか、粗稼ぎ!しようぜ、というのが小泉流商売の魂胆。

退官したら、東京のど真ん中で、この粗による荒稼ぎをするとのたまわれるので、

楽しみにしていたが、それがなかなか登場されない。

それどころか、益々お忙しくなって、アラアラどうなっているのかな?とアラッと思う次第のこの頃。

読売新聞社の内山前社主の弟さんが経営されているそば&鯉料理「うちやま」さんから

(まほろばの近所)、小泉先生の記事をいただきました。もちろん読売新聞でしたよ。

 

小泉武夫先生 きじ読売

どうしてだろうと・・・・・

火曜日, 6月 4th, 2013

神戸の鳥本逸子さまから、

こんなpoemを送ってくださいました。

 

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どうしてだろうと

         まど・みちお

 

どうしてだろうと

おもうことがある

 

なんまんなんおくねん

こんなすきとおる

ひのひかりのなかに

いきてきて

こんなにすきとおる

くうきをすいつづけてきて

こんなにすきとおる

みずをのみつづけてきて

 

わたしたちは

そしてわたしたちの

することは

どうして

すきとおっては

こないのだろうと・・・・・・

 

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「天ぷら職人、名人の流儀」

火曜日, 6月 4th, 2013
早乙女 哲哉(天ぷら「みかわ是山居」主人)

              『致知』2013年7月号
               特集「歩歩是道場」より

└─────────────────────────────────┘

好きなアーティストに店をつくってもらい、
自分もアーティストとして料理をつくろう――。
そう決意したのは十七歳の時でした。

以来、天ぷら職人としてさらに修業を積み、
二十九歳で日本橋に「みかわ」を開店。

四年前、自分の理想としてきた店「みかわ是山居(ぜざんきょ)」を
福住町(東京都)につくるまで、実に四十七年を費やしました。

当店には内装に始まり、上階には陶器や絵画などが展示されるなど、
食前の気分を高揚させたり、食後の余韻を楽しんだりできるよう
趣向が凝らしてあります。

これらは「料理屋とは文化度の勝負である」という
持論から来るもので、いままでにコレクションしてきた
美術品の数は四万点近くにもなりました。

私が思うに文化とは遊びを極めたところから
生まれてくるものではないでしょうか。

お金の使い方にせよ遊びの仕方にせよ、
そこには一つの美学がなければいけない。

その美学が江戸前の仕事をさせるのだと思う。

何も江戸前の看板を下げたからといって
江戸前の天ぷらができるわけではなく、
自分自身の生き様そのものが
江戸前でなければならないということです。

ただ、形は整ったものの、
料理としてのスタイルはまだまだ道半ばで、
日々延々と穴埋め作業をしていくようなものです。

例えば、こことここだけは絶対に譲れないという
こだわりを料理の中で示し、十五も二十もある
自分の思いを込めて天ぷらを揚げる。

すると今度はその間にある「穴」が見えてしまう。

つまり二十の穴を埋めると四十の穴が、
四十の穴を埋めると八十の穴が、
八十の穴を埋めると百六十の穴が開く。

その穴は埋めた者にしか見えませんが、
私はそれを埋め続けるため、
百三十歳まで現役を貫く覚悟をしています。

そこに目標を置かなければ、
「もういいか」と逃げ道をつくってしまうことになるからです。