まほろばblog

Archive for 7月 5th, 2013

有機JAS早川メロン、初入荷!!!

金曜日, 7月 5th, 2013

 

 

SONY DSC

7月4日(木)の昨日、札幌卸売市場で、早川さんの有機メロンの初ゼりが行われました。

相変わらず精力的な早川さん、忙しいなかで、年一回の逢う瀬がその朝です。

奥さんと働き詰めで、大規模な畑を営農しています。

EM全国大会では、早川さんのスピーチが必ずと言っていいほど成功例で取り上げられます。

彼の合理性功利性のシャープで柔軟な思考ととにかく猛烈に働くその機動力は見上げたもので、

どんな職種でも成功される方でしょう。

今回は、動画でセリの現場を撮影しましたので、ご覧ください。

 

YouTube Preview Image

SONY DSC

お話のように、寒さが長引き、10節目の花芽が着かず、その為勢いが付かなかった。

それは低温と日照不足はどうしても蜂が活動しないので、受粉がうまくいかないのだ。

それで、1週間から10日遅れたという。

よやく4月下旬から蜂が活動するようになってきたので回復しつつある。

これからお盆まで上り調子。今月25日までがピーク。

20日から一週間が勝負ということ。

糖度も15~17度でうまい!

だが、これ以上あがると、クドクなる。

風味・甘味のバランスが大事ということ。

試食会でも、みな旨いうまいと好評。

今年も行けますね!!!

 

SONY DSC

 

ちなみに、初セリ、秀品4玉で¥30,000という高値が付きました。

今、店頭で1玉¥3.500で売らせて貰っていますので、お買い得です。

SONY DSC

 

ところで、奥様の実家のある新篠津の伊藤様宅では、お父さんが凝り性で、

何と「エリクサー」を付けていた、ということが後で分かり、早川さんも、私もビックリ!!

縁は、繋がっているんですね。

「徐福」関連の地、「明見湖」付近が放映されます!

金曜日, 7月 5th, 2013
先日、中国連雲港へ徐福の里巡りをして来たのですが、
その徐福が、終焉の地として最期をおくった富士吉田明見地区。
時折りしも「世界文化遺産」に登録された富士山のふもと。
7月7日(日)7:00から日本テレビ『遠くへ行きたい』で、その周辺が紹介されます。
私の親戚で「めだかの学校」を主催している勝俣源一さんが、田中さんを案内します。
遠くへ行きたい
<みどころ>

 今回は俳優・田中要次が世界遺産に登録された富士山の周辺を旅する。まずは富士山駅(旧富士吉田駅)の駅前でレンタル自転車を借りて出発。市内を巡り、葛飾北斎の絵に描かれたという明見(あすみ)湖から望む富士山を見る。富士河口湖町の「船津胎内神社」で不思議な洞窟を体験し、「大石紬」で知られる大石地区で養蚕農家を訪ねる。そしてハンググライダーで空を舞い、空から富士山を眺める。

<内容>

 旅のはじまりは新宿駅を出発するJR中央本線特急「あずさ」の車中から。大月駅で富士急行に乗り換え、富士山駅(旧富士吉田駅)を目指す。到着後、駅前でレンタル自転車を借り、市内を巡る。駅前から少し行くと巨大な金(かな)鳥居のある交差点に出る。金鳥居は富士山という神の山の鳥居と考えられている。さらに進むと富士山をかたどったオブジェのある大きな庭に遭遇する。庭の持ち主である荒井三千男さんは富士山好きが高じて自ら庭を整備し、オブジェのほか水や木を使って富士山を表現しているという。

 次に田中は明見湖に向かう。一面にハスが広がる美しい湖を案内してくれるのは勝俣源一さん。葛飾北斎が好きな勝俣さんは、北斎の「富嶽百景」のひとつ「阿須見村の不二」と同じ富士山が見える明見湖に魅了され、湖の整備に尽力した。田中は勝俣さんに明見湖の富士山スポットを教えてもらう。さらに勝俣さんが打つ、富士吉田市の名物「吉田うどん」をいただく。

 富士河口湖町の「船津胎内神社」にある洞窟は、約1万年前に起きた富士山の噴火で流れ出た溶岩流によって出来上がった。あたかも人の体内のような様相をしていることから胎内樹型と呼ばれている。全長約70メートルのなかには肋骨状の側壁や突起状の天井など、いたるところに体内を思わせる造型がある。田中は河口湖フィールドセンターの館長・荒井正春さんの案内で、不思議な洞窟を探検する。

 次に大石地区で、養蚕農家を訪ねる。ここの蚕からは「大石紬」という伝統の織物が生まれる。堀内やよいさんは大石の絹糸を使って「美顔パフ」なるものを作っている。100%シルクのその感触を確かめてみる田中・・・。

 旅の最後に田中は「空から富士山を見る!」を実行することに。忍野スカイスポーツ倶楽部インストラクターの町田重幸さんと一緒に、ハンググライダーで空を舞う。空からの富士山はどんな眺めだろうか――?

 そして田中は自らの足で富士山を新発見&再発見した、今回の旅を振り返る。

「江戸時代のメンタルヘルス」

金曜日, 7月 5th, 2013
     立川 昭二(北里大学名誉教授)

              『致知』2013年8月号
               特集「その生を楽しみ、その寿を保つ」より

└─────────────────────────────────┘

貝原益軒の後輩の水野沢斎は養生には三つあると話しています。

一つが身養生」、

二つ目が心養生」、

そして三つ目が家養生です。

この三つは巡り巡っていると考えていて、
身体がよければ心もよい。

心がよければ家も整ってくる。

逆に身体が悪ければ心も悪くなり、
心が悪くなれば家が悪くなると、
非常に地に足のついた、
あるいは生活者の視点に立った考え方をしています。

なかなか上手いことをいうものです。

人の生き方、あり方を詳しく述べているところに
私は『養生訓』の魅力を感じると申し上げましたが、
健康論そのものも現代人が考える健康法とは大きく異なっている。
ここもまた注目に値します。

例えば私たちが健康に関して語る場合、
何を話題にするかというと二つあるんです。

一つは病名の話。

糖尿病だとか高血圧だとか。
それからもう一つが臓器の話です。
肝臓がどうだとか、心臓がどうだとか。

ところが、驚くことにこの『養生訓』には、
一か所中風、いまの脳卒中のことに触れられているだけで、
他に病名の話もなければ臓器の話もない。

では、人間の体はなんでできているのか。
これが帯津先生が詳しく説かれる「気」なんですね。

例えば「気を減らすこと」「気を滞らせること」が
健康を損なうという言い方をしています。
その意味で益軒の学問は「気の医学」といってよいかもしれません。

益軒の健康論のもう一つの特徴は、
健康の最も大切な眼目として心の健康、
メンタルヘルスを挙げている点にあります。

健康とは心身の相関であるという
ホリスティックな考え方がここに出てきます。

心身のバランスがしっかりしていたら病気にならないし
人生を楽しく生きていくことができる。
これは現代に生かせる益軒の教えではないでしょうか。

例えばこういうことを言っています。

「常に元気をへらす事をおしみて、言語をすくなくし、
 七情(喜怒哀楽愛悪慾)をよきほどにし、
 七情の内にて取わき、いかり、かなしみ、うれひ、思ひを
 すくなくすべし。

 慾をおさえ、心を平にし、気を和にしてあらくせず、
 しづかにしてさはがしからず、心はつねに和楽なるべし。
 憂ひ苦むべからず。是皆、内慾をこらえて元気を養ふ道也」


怒り、悲しみ、愁い、嘆き。そういうことを
なるだけ避けて毎日を楽しく暮らしなさい、
心は常に和楽でなくてはなりません、
という考えは私などは大いに共感するのですが、
そういったことを繰り返し繰り返し説いている。

現代と同様、江戸時代の人たちにとっても
メンタルヘルスは非常に大切だったのでしょうね。