4日の朝、道新の朝刊一面を見てビックリ!!!
まほろば自然農園の「ローザビアンカ」が、
カラーで色鮮やかにアップされていたからだ。
今朝のミーティングでも話したのだが、
とに角、農業部門の、ことに今年の畑は、厳しい出発だった。
赤字に次ぐ赤字で、採算が取れない、人材が揃わない、
ないない続きでスタートし、今もなおないない尽くしなのだ。
新規就農者二人は、農業経験のない素人さんで、
経験者はチーフの福田君と家内だけだ。
それで6町歩、100種類以上の作物を栽培することは、
無謀としか言いようがない。
だから、3月から、家内は休みを一日も取っていない。
つまり全く日曜日がないのだ。
そんな中で、朝暗い4時5時から働き出して止めない。
今朝市場で、ある仲買さんの社長から
「あんまり、奥さんこき使うんでないヨ」と、
冗談半分、真実半分の笑い話を聞かされたが、半ば本当かもしれない。
周りからは何時までも厳しい経営を批判され、
それでもまほろばで作ることの大切さ、
その意味と意義を家内は訴えて、自らが骨身を惜しまずに引っ張って来た。
農園は<まほろばの生命線>と思い定めて微塵も揺らがない。
新しい光の道が見えるようがんばり続けた。
一本の大根、一把の菜っ葉は売るのも買うのも食べるのも一瞬だが、
それを作る陰の努力は、筆舌に尽くし難い。
だから、今回は、神様の農園のスタッフへのプレゼントかもしれない。
「ありがとう!みんな」「ありがとう、かあさん!」
今回は身内だが、てらいもなく感謝したい。
不意に戴いたこの好機を活かして、明日に繋げたい。
しかし、こういう感慨は家内にとって、世俗的なもので、
掲載云々は、全く意に介していない。
そんな大げさなことより、家族やお客様から、
「美味しかったヨ!」との一言の方が、よほど嬉しいという。
そんな人である。