「道を深めるための4つの条件」
金曜日, 10月 4th, 2013『致知』2013年11月号 特集「道を深める」総リードより └─────────────────────────────────┘ イチロー選手が八月二十一日、 日米通算四〇〇〇本安打を達成した。 その瞬間、観客は総立ちになり、 チーム仲間はベンチから飛び出し、 一塁塁上のイチロー選手を祝福した。 試合はしばし中断、球場全体が大きな感動に包まれた。 この朗報に、以前聞いたイチロー選手の言葉を思い出した。 「小さなことを積み重ねることが、 とんでもないところへ行くただ一つの道」 この人もまた自らの一道を深めた人、 京都大学元総長・平澤興氏にはこんな言葉がある。 「努力することの本当の意味は 人に勝つということではなく、 天から与えられた能力をどこまで発揮させるかにある」 道を深めた人の言葉は、それぞれに味わい深い。 仕事は道の追求である。 一つの道を深めることで人は自己を深め、 人生を深めていく。 では、道を深めるにはどうすればよいか。 まず第一は、道を深めようと決意することである。 決意しない限り、道は深まらない。 第二は、優れた先達を見つけることである。 古来、どんな偉人も独りで大成した人はいない。 人ではなく古教に触れ、求道を深めた人もいる。 希代の名横綱・双葉山がそうである。 双葉山はそれほど目立つ力士ではなかった。 それがある時を機に急に強くなったという。 当時は春夏の二場所制、取組も十一日間だった。 双葉山の記録をたどると、昭和十年夏場所は四勝七敗。 それが翌十一年春場所は九勝二敗。 この取組七日目から勝ち続け、十四年春場所四日目、 安藝ノ海に敗れるまで六十九連勝の快挙となった。 ※双葉山はなぜ急に強くなることができたのか? また、道を深めるために大切な、第三、第四の要素とは?
Posted by mahoroba,
in 人生論
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