まほろばblog

Archive for 11月, 2013

神奈川徐福会と「ジョフクの恋」

土曜日, 11月 30th, 2013

 

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今夏、中国江蘇省の連雲港にて、

森下敬一自然医学会々長を団長とした「長寿郷探査」と

「徐福視察団」で、徐福の里を案内通訳して頂いた孔子の子孫、

76代目孔暁明さんと先週の水曜日、横浜で再会した。

彼女は、孔子家系の論文を書かれているが、その中で、

系統に関して教えてくださった。

度々、世界に渡った孔子の子孫代表が一堂に集まって会議を開き、

何代目かが明瞭にして理解できるよう代に応じ字を決定するという。

・・・73代・慶、74代・繁、75代・祥、76代・令、77代・徳、78代・維・・・と続く。

孔の苗字の次に、次の名前を聞けば、何代目に当るか了解できる。

孔さんの正式名は、孔令仁さんだ。

弟さんは、孔令斉さんで、その子どもさんは77代目目で徳好君である、

というように・・・・。

まほろばの土地決定のアドバイスをして戴いた孔祥模さんは、

75代目で、特にこの祥と令と徳が、御三家ということらしい。

 

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そして、再会に20日しか空かないその日が、何と「神奈川徐福会」の

何ヶ月目かの例会が横浜であったのだ。

そして、孔さんの世話人で、会の代表、

日中友好協会女性部会代表でもある田島孝子さんと夜行で大阪に向かうとのこと。

正にその一日しかかなかった訳だ。

不思議な導きのようだ。

田島さんは農家の出で、快活にしてとても人懐っこく、昔からの知り合いのよう。

まことに日中の絆を結ぶに相応しい方だ。

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「イワクラ学会」で同じだった秦野市の前田豊さんは、

宮下文書の『神皇記』を翻訳されている古代史通で、

さらに『徐福』を書いた徐福研究家で作家翻訳家の池上正治さんは、

会の重鎮で、中国語が堪能で、大の中国通だ。

そんなプロはだしの人達が、勢揃いしている神奈川徐福会のみなさん。

徐福本

 

こんな会が日本中にある。

何故に、こんなにも熱く徐福に傾倒できるのだろうか。

みなさん半生、一生を徐福にかけていらっしゃる。

本当に心の底から徐福を愛している。

 

今、宮下古文書にある徐福の稿をみんなで翻訳作業をしているとか。

その中のご高齢の方から

「あなたの家系が文書を護って来てくれたお陰です・・・」と、

感謝されたことが、印象的だった。

祖先は、富士吉田の地で、古代から近代に至るまで、

受難弾圧の苦しみ哀しみをさまざまに受けて来たという。

全く分からない私だが、祖先に感謝して、

少しでも皆様のお手伝いが出来、お役に立てたなら、と思う。

偶然のようで、偶然でない、この出会いに感謝して、

これからの半生を生きて行こうと思う。

じょふくの恋

最後に、この会合で映画上映があった。

『ジョフクの恋』。

なんとも悩ましい題名だが、スタッフが素人で、河口湖の高校生。

主役の女の子が、あの水谷豊さんと伊藤蘭ちゃんの愛娘・趣里さん。

ここの映画祭のシナリオコンクールでグランプリを獲得したとか。

市の助成230万円で、たった2日間の撮影だったという。

作品云々は言えないが、高校生主体のものとしては立派だった。

その中で、富士古文書と万能薬としての水の話が出てくる。

それを観ていると、何か不思議な感じがあって、

何処かに飛んで行きそうだった。

やはり、水繋がりなのかな、とふと思った。

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*このDVDがありますので、ご興味のある方に、お貸しします。

 

 

 

「着るウェルネス」~フランス直送

土曜日, 11月 30th, 2013

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先日、来日来店されたフランスのデザイナー・アダムさんの

「『着るウェルネス』ヤーンライトニット製品には、

癒しのエネルギーが転写されており、

お召しになることで、エネルギーフィールドが

強化されてバランスが整い、

身体に有害な電磁波から守られます」。

 

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(トータルヘルスデザインの新社長・近藤陽子さんもストールを試着)

 

いよいよ、来週の大売出しの最終日・8日に、

本店にて初顔見世です。

竹布とカシミヤそして炭素で紡がれ織り成されている

アダム・ジョーンズの不思議な癒しのウェア。

電磁波から身を守り、大地とアースし、

エネルギーバランスを整える未来型ウェアの登場です。

 

アダム 3

 

オーラーソーマ、フラワーエッセンス、

アートによるセラピスト・緒方紀子さんが、

ご案内してくださいます。

 

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(夢のセーターとストールを着る緒方さんにはお世話になります。お若い!!)

 

 

「七五三餅」登場します!!

土曜日, 11月 30th, 2013

七五三餅

 

年末といえば、あの「七五三餅」。

いよいよ、来週の「年末大売出し」に登場します。

7日からの発売になります。

限定100個!!

今年からは同業の美好屋さん加工になります。

製法・内容的にも変わりません。

お楽しみに。

 

「君子の条件“文、行、忠、信”」

土曜日, 11月 30th, 2013

安岡定子(こども論語塾講師)

※『致知』2013年12月号
連載「子供に語り継ぎたい『論語』の言葉」より

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子、四を以て教う。文、行、忠、信

先生(孔子)は常に四つの教育目標を立てて
弟子たちを育てられた。文、行、忠、信がそれである――。

今回紹介するのはとても簡潔な言葉ですが、
孔子の教えがここに凝縮されているといってよいくらい、
奥の深い章句です。

文はその言葉のように学ぶこと(学問)、
行は行い、実践です。
では忠、信とはどういう意味なのでしょうか。

忠、信という言葉が出てくる章句を『論語』に求めると、
学而篇の次の言葉が思い浮かびます。

「忠信を主とし、
己に如かざる者を友とすること無かれ」

(真心と信頼を第一とし、安易に自分より知徳の劣った者と
交わっていい気になってはいけない)

同じ学而篇には、
孔子の晩年の弟子である曾子による、

「吾日に吾が身を三省す。
人の為に謀りて忠ならざるか、
朋友と交わりて信ならざるか、
習わざるを傳うるか」

(私は毎日、自分をたびたび省みている。
人のためを思って真心からやったかどうか、
友達と交わって、偽りはなかったか。
また習得しないことを人に教えるようなことはなかったか)

という章句があります。

このように忠とは真心や己を尽くすこと、
信とは偽らない心を言います。

「忠信を主とし」とは忠、信を自分の中心に
しっかりと据えて拠り所にしなさい、
という意味ですから、
孔子自身がこの二文字をとても大切にしてきたことが分かります。

誰よりも孔子を尊敬し、
孔子から大きな期待を寄せられた曾子が
その忠、信の大切さについて強調して
述べていることも興味深いでしょう。

もう一つ、注目したいのは
「子、四を以て教う。……」の章句が
孔子自らの言葉ではないことです。

孔子の教えや生き方をよく学んでいた門人が
「先生はいつも文、行、忠、信について教えられていた」
と発言しているのは、
孔子がこの四つを平素からいかに大切にしていたのか、
という証でもあるのです。

誰が発した言葉だったのかは
記されていませんが、
孔子の教えのポイントをぎゅっと掴むことのできた、
とても聡明な門弟だったことは間違いありません。

* * *

世界の食糧システム・・・・講演

金曜日, 11月 29th, 2013

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「よみがえりのレシピ」上映会

金曜日, 11月 29th, 2013

アル・ケッチャーノの奥田シェフと、山形の仲間たちの映画。

「在来作物」をキーワードに、食の何たるかを問う。

 

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「にっごり」と「花啓(ひら)く」

木曜日, 11月 28th, 2013

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寺田本家さんから、新しいお酒が届いた。

マッコリならぬ『ニッゴリ』。

にごり酒をかけているのだろう。

マイグルトに3%のアルコール発酵させた大変飲みやすい仕上がり。

かたや、啓佐さんを偲ぶ『花啓く』だろうか。

純米生もと仕込みの甘口で、まるで本格みりんのような上品さ。

まったりと言った表現がピッタリ合うような舌ざわり、喉越し。

これも、寺田蔵の名品の一つに数えられるであろう。

 

ニッゴリ

花啓く

 

「和食」が世界遺産に指定されることになった。

その特集だろうか、NHKで放映される中に、寺田さんの仕込みの様子が取材された。

すこぶる楽しみである。

是非とも録画してご覧になって頂きたい。

 

寺田本家 和食

 

書家の階級?!

木曜日, 11月 28th, 2013

ある編集者の方から、ある雑誌の切抜きが送られた。

それは、報道された日展書道の審査について敷衍するものだった。

長年書に携わっておられる書家の随筆であった。

書道界は、まさにお金で遣り取りされているという衝撃的な内容である。

あの00会員も、という。あとは、推して知るべし、ということであろうか。

他の技芸の世界も同じであろうか。

名誉を離れて、純粋にその道を進むことの難しさよ。

良寛も空海も、書道のコンクールのために字を書いたのでなく、

残っているのは、ほとんどが書簡で、人に書いた手紙だ。

一回きりの無心に書いたつれづれが歴史に残った。

つまり、人の評価を離れた欲得の無い所に、真実があるのでなかろうか。

書道の怪

小さな実践の積み重ねが

火曜日, 11月 26th, 2013

小さな実践の積み重ねが
やがて大きなうねりを起こす

鍵山秀三郎(イエローハット創業者)
手登根安則(フェンスクリーンプロジェクト代表)

※『致知』2013年12月号
特集「活路を見出す」より

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【鍵山】 自分が正しいと信じてやろうと
思ったことはやめないことですよ。
そこからしか物事は活路を見出せないと思います。

思うようにいかないことはたくさんあります。
むしろそちらのほうが多い。

いままでの人生を振り返ってみると、
相当な壁があった、困難があった、でもやめなかった。

ですから、すべて「やっておいてよかった」というのが私の人生です。

【手登根】 どんなことでも行動ありきだと私も思います。
心の中でどんなにいいことを考えて、
念仏のように唱えていても何も進まない。

まずは行動して、それを人が見る。
そして共感を呼んでどんどんその輪を広めて、
沖縄の人も、米軍の人たちもみんな笑顔にしていきたいです。

やっぱり笑顔とか「ありがとう」という言葉は
お金では買えません。
私は人生のバロメーターって、
目を閉じる最期の瞬間までに
何回「ありがとう」と言われたか、
その回数だと思っています。

そのためにも、
行動せずに未来の自分が後悔する姿は見たくない。
失敗しようが行動しないと活路は開けない。

小さな実践の積み重ねが、
やがて大きなうねりを起こすのだと信じています。

【鍵山】 私が何かやろうとした時、
「そんなことは不可能だ」と言われたことは
たくさんありました。

でも、いまになってみるとすべて可能になっています。
それは私がやろうとしたことが、
たまたまはるか遠くにある目標だったというだけです。

普通の人は遠いことを不可能と言ってしまう。
私はそうじゃないと思っています。
そして、一歩一歩近づいていけば必ず到達すると信じています。

* * *

マスコミが決して報道しない
沖縄の置かれている現状、
手登根氏の清掃活動に懸ける思いとは。

鍵山氏が80年の人生を通して
極められた実践哲学の神髄とはーー。

続きはぜひ『致知』12月号P20をご一読ください。

ヒット商品を生む秘訣

月曜日, 11月 25th, 2013

佐藤可士和(クリエイティブディレクター)

※『致知』2012年9月号
特集「本質を見抜く」より

 

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――ヒット商品を生む秘訣のようなものはありますか。

商品の本質を見抜くことが肝要です。
本質を見抜くとはある表層だけではなく、
いろいろな角度から物事を観察し、
立体的に理解するということです。

そのためのアプローチは様々ありますが、
中でも僕が最も重要だと思うのは、
「前提を疑う」ということです。

――前提を疑う、ですか。

これは僕のクリエイティブワークの原点ともいえる
フランスの美術家、マルセル・デュシャンから学んだことです。

20世紀初頭、皆が一所懸命絵を描いて、
次は何派だとか言って競っている時に、
デュシャンはその辺に売っている男性用の小便器にサインをして、
それに「泉」というタイトルをつけて、美術展に出したんです。

キャンバスの中にどんな絵を描くのか
ということが問われていた時代に、
いや、そもそも絵を描く必要があるのかと。

見る人にインパクトを与えるために、
敢えて便器という鑑賞するものとは程遠いものを提示して、
アートの本質とは何かをズバッと示した。
つまり、そういう行為自体が作品であると。

――まさに前提を覆したのですね。

そうです。
ただ、必ずしも前提を否定することが
目的ではありません。

一度疑ってみたけど、
やはり正しかったということも十分あり得るでしょう。

大事なのは、「そもそも、これでいいのか?」と、
その前提が正しいかどうかを一度検証してみることです。

過去の慣習や常識にばかり囚われていては、
絶対にそれ以上のアイデアは出てきませんから。

――前提を疑わなければ、よいアイデアは生まれないと。

はい。あと一つ挙げるとすれば、
「人の話を聞く」ことが本質を見抜く要諦だといえます。

相手の言わんとする本意をきちんと聞き出す。
僕はそれを問診と言っていますが、
プロジェクトを推進していく際は
この問診に多くの時間を割いています。

じっくり悩みを聞きながら、
相手の抱えている問題を洗い出し、
取り組むべき課題を見つけていくのです。

――問診するにあたって、何か心掛けていることはありますか。

自分が常にニュートラルでいること、それが重要です。
邪念が入るとダメですね。

人間なので好き、嫌いとか気性の合う、合わないは
当然あるじゃないですか。

ただ、合わない人の言っていることでも
正しければその意見に従うべきですし、
仲のいい人でも間違っていれば「違いますよね」と言うべきでしょう。

感情のままに行動するのではなく、
必要かどうかを判断の拠り所とする。

いつも本質だけを見ていようと思っていれば、
判断を間違えることはありません。