まほろばblog

Archive for 11月 28th, 2013

「にっごり」と「花啓(ひら)く」

木曜日, 11月 28th, 2013

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寺田本家さんから、新しいお酒が届いた。

マッコリならぬ『ニッゴリ』。

にごり酒をかけているのだろう。

マイグルトに3%のアルコール発酵させた大変飲みやすい仕上がり。

かたや、啓佐さんを偲ぶ『花啓く』だろうか。

純米生もと仕込みの甘口で、まるで本格みりんのような上品さ。

まったりと言った表現がピッタリ合うような舌ざわり、喉越し。

これも、寺田蔵の名品の一つに数えられるであろう。

 

ニッゴリ

花啓く

 

「和食」が世界遺産に指定されることになった。

その特集だろうか、NHKで放映される中に、寺田さんの仕込みの様子が取材された。

すこぶる楽しみである。

是非とも録画してご覧になって頂きたい。

 

寺田本家 和食

 

書家の階級?!

木曜日, 11月 28th, 2013

ある編集者の方から、ある雑誌の切抜きが送られた。

それは、報道された日展書道の審査について敷衍するものだった。

長年書に携わっておられる書家の随筆であった。

書道界は、まさにお金で遣り取りされているという衝撃的な内容である。

あの00会員も、という。あとは、推して知るべし、ということであろうか。

他の技芸の世界も同じであろうか。

名誉を離れて、純粋にその道を進むことの難しさよ。

良寛も空海も、書道のコンクールのために字を書いたのでなく、

残っているのは、ほとんどが書簡で、人に書いた手紙だ。

一回きりの無心に書いたつれづれが歴史に残った。

つまり、人の評価を離れた欲得の無い所に、真実があるのでなかろうか。

書道の怪