まほろばblog

Archive for 3月, 2014

31年目の初ルージュ!

月曜日, 3月 10th, 2014

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今朝、31年目にして「初ルージュ」のスタッフ山田成子さん。

「初めて、女性になれました!」との第一声。

本当に、彼女、口紅初体験なんです。

感動でした。

先日も初の眉墨で、事務所が盛り上がりました。

今日は、いよいよ仕上げのルージュをうっすらと・・・・・。

ミーテイングで、みんなにお披露目。

みんなから盛大な拍手と万歳!

日々、変わり行く山田さんの表情。

今、レジで明るくがんばっています。

長い長い苦しくも辛いアトピーとの壮絶な戦いから、

少しずつ少しづつ開放されて来ています。

皆さんも、応援してくださいね。

 

「お母さん」の言葉の由来とは?

土曜日, 3月 8th, 2014

境野勝悟(東洋思想家)

※『日本のこころの教育』より

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僕が小学校の一年のときのある日、
「ただいま」って家に帰ると、
お母さんがいないときがありました。

お父さんに、「お母さんどうしたの?」と聞くと、
「稲刈りで実家へ手伝いに行ったよ」と言う。

そして、

「きょうはお母さんがいないから、
おれが温かいうどんをつくってやる」

と言って、親父がうどんをつくってくれました。

ところが、温かいうどんのはずなのに、
お父さんのつくったうどんはなぜか冷やっこいんです。

一方、「ただいま」と家に帰って
お母さんがいるときは僕はいつでも
「お母さん、何かないの?」と聞きました。

すると、母は

「おまえは人の顔さえ見れば食い物のことばっかり言って、
食いしん坊だね。そこに、ほら、芋があるよ」

って言う。

そういうときは決まって、
きのうふかしたさつま芋が
目ざるの中に入っていました。

かかっているふきんを取ると、
芋はいつもひゃーッと冷たいんです。

だけれども、お母さんのそばで食う芋は
不思議に温かかった。

これは、もしかすると
女性には理解できないかもしれないけれども、
男性にはわかってもらえると思います。

お母さんが家にいると
黙っていても明るいのです。
あたたかいのです。

それで、わたくしたち男は自分の妻に対して、
「日身(カミ)」に「さん」をつけて
「日身(カミ))さん」と言ったんです。

丁寧なところでは、これに「お」をつけて
「お日身(カミ)さん」といったんですよ。

何でしょうか。

この「日身(カミ)」という意味は?

「カ」は古い言葉では「カカ」といいました。
もっと古い言葉では「カアカア」といった。
さらに古い言葉では「カッカッ」といったんです。

「カカ」「カアカア」「カッカッ」
これが「カ」となるんですね。

「ミ」というのは、
わたくしたちの身体という意味です。

ですから、「日身(カミ)」とは、
わたくしたちの身体は
「カカ」の身体である、
「カアカア」の身体である、
「カッカッ」の身体であるという意味なんです。

では、「カカ」「カアカア」「カッカッ」という音は、
古代では一体何を意味したのでしょうか。

「カッカッ」というのは、
太陽が燃えている様子を表す擬態語でした。

「カッカッ」とは、実は太陽のことを指したのですね。
「カアカア」「カカ」という音も同様です。

つまり、わたくしたちの体、わたくしたちの命は
太陽の命の身体であるということを、
「日身(カミ)」(太陽の身体)と言ったんです。

「カミ」の「カ」に「日」という漢字が
当てられているのを見れば、
「カ」が太陽のことを意味している
ということがわかるでしょう。

「日身(カミ)」とは、
太陽の体、太陽の身体という意味だったのです。

お母さんはいつも明るくて、あたたかくて、
しかも朝、昼、晩、と食事をつくってくださって、
わたくしたちの生命を育ててくださいます。
わたくしたちの身体を産んでくださいます。

母親というのはわたくしたちを産み、
その上私たちを育ててくれます。

母親は太陽さんのような恵みの力によって
わたくしたちを世話してくれる。

母親はまさに太陽さんそのものだということから、
母親のことをむかしは
「お日身(カミ)さん」といったのです。

明日から「春雪市」「やよい祭」「彼岸会」開催!

木曜日, 3月 6th, 2014

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「アシリ・レラ」さんからのたより

火曜日, 3月 4th, 2014

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「誰のためでもない。

自分のため、子どもたちのためにも

地球をきれいにして

カムイにかえしてあげないとね。

アイヌ・ネノアン・アイヌ

(人間らしい、人間)でありますように。

アイヌとは人間という意味です」                 

                アシリ・レラ(山道康子)

http://yasukosan.web.fc2.com/


二風谷のアシリ・レラさんから、時々会報を戴きます。

その中で、胸の痛む心にかかる記事がありましたのでお読みください。

 

「関東大震災90年」

   淺川 熙信  七施精舎主催・戒蔵寺福住職

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今から50年以上も前の。私が子供のときのことです。

周囲の大人たちが、県内ので多くの朝鮮人が殺された話をしていたのをかすかに記憶しています。

「フテーセンジン」という言葉も覚えています。「不逞鮮人」ということでしょう。

多数の朝鮮人がなぶり殺しにされたという話でした。

完全な記憶ではありませんし、当時、それらの意味を理解していたとは思えません。

ただ。子供心に、あのとき、そこに集まっていた大人たちの何とも形容し難い雰囲気をよく覚えています。

やがて私は高校で倫理社会を教えるようになりますが、

勤務校の隣の藤岡市で虐殺事件があったことを初めて知り、自らの不明を恥じたのです。

1923年(大正12)9月1日、午前11時58分、マグニチュード8弱の大地震が関東方面を襲いました。

激震と、時間的に昼食の準備をしていた家族が多かったため、大火災が発生しました。

東京、横浜を中心に、死者、行方不明は10万人とも14万人とも言われています。

この震災が特筆されるのは、震災後、悲惨な事件が各地で起こったことです。

それが他の震災と大きく異なる点だと言われています。

世情騒乱の中で、朝鮮人が「井戸に毒を投げ込む」「放火して廻っている」「婦女子を暴行している」などの

デマゴーグが流され、世間はそれに踊らされ、朝鮮人などを暴行、虐殺したと言われます。

この蛮行は、実際に手を下した在郷軍人会、青年会、消防組などを中核として

組織された自警団と一般大衆の手によって行われた凶行でした。

ただ、このことに関しては諸説が存在することを私は承知しています。

この蛮行の根底にあったのは、実は朝鮮人に対する恐怖心だったと指摘されています。

では、その恐怖心は何から生まれたのでしょうか。

私は、韓国併合の影響は大きいと思います。

そのひとつは後ろめたさです。

加えて朝鮮人への蔑視、偏見、搾取がありました。

そうだとすれば、国民性でもある差別指向を考えないわけにはゆきません。

被差別部落を作ってきた歴史もあります。

ほかにも偏見と差別に関することは今でも山のようにあるでしょう。

関東大震災の直後、群馬県では9月5日から6日にかけて、

身の危険を察知した隣県の朝鮮人が周囲の人々の斡旋で警察署に保護を願い出て、

留置場にかくまわれています。

それを知った数千人とも言われる近隣住民が警察に押しかけて、

周囲を取り囲み、朝鮮人の引渡しを求めたのです。

警察までもが恐れをなして逃亡してしまい、署内な無法地帯と化し、

隠れていた朝鮮人17名が撲殺されました。

これは「藤岡事件」といって、実際にあったことです。。

 

私はこれを90年前の過去のこととして、片付けるわけにはゆかないと思います。

形を変えた「藤岡事件」が今後も起こるのではないかと思うからです。

一人ひとりが善良な市民でも、何かのきっかけで排除の行動に出る可能性は考えられるのです。

想定外の場面に遭遇したとき、あるいは追い詰められたとき、

ふたたび「藤岡事件」のようなことが形を変えて起こる、そのようなことがあってはなりません。

関東大震災から90年。

私たちの社会はどう変わったのか、そう成長したのか、見つめ直す必要があると思います。

 

なお「藤岡事件」の犠牲者はその後、警察署に隣接していた成道寺に埋葬され、

今も毎年、歴代住職や有志によって慰霊の法要が営まれていうことも付け加えておきたいと思います。

合掌

「ひめ(姫)ちらし」

月曜日, 3月 3rd, 2014

10Pガイド

 

今日(3月3日)は「桃の節句」ひな祭りです。

ひな祭りは古代中国から伝わったもので、
我が子のすこやかな成長と幸せを願い、
日本では平安時代から行われ、
今も伝わっている日本の伝統行事のひとつです。

ひな祭りの飾りにも、それぞれ意味があり、

桃の花は、
厄払いや魔除け、長寿をもたらす力も持っているといわれており、
そのパワーの強さから、生命力の象徴ともいえる桃を
ひな祭りに飾る習慣が続いているようです。

白酒は
古くは桃の花をとって酒に浸した桃花酒を飲む風習があり、
ももは百歳(ももとせ)に通じることから、
邪気を払い長寿をもたらす力が宿っており、
病を取り除いて顔色を潤すと考えられていたそうです。

そして料理は
ハマグリのお吸い物とちらし寿司が代表的ですが、
ハマグリは自分の片割れでないと合わないことから女の子の貞節をあらわし、
ちらし寿司の具である海老は長生きを、蓮根は見通しがきく、
豆は健康でまめに働けるなど、縁起のいい具が使われることが多く、
ひな祭りの定番メニューになっているようです。

 

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ひし餅の緑・白・桃の3色には、

緑は草萌える大地を、

白は雪の純白を

ピンクは桃の花を表わし、

春近い季節、雪の下には緑の草が息づき始め、

とけかかった雪の残る大地には、

桃の花が芽吹く風情を表わしている・・・・

日本人の感性の素晴らしさを感じます。 (致知より・・・)

明治の女の子

(明治時代の女の子)

 

山梨県小渕沢の水木鈴子先生より愛のメッセージを頂きました。

 

自然界の美しい花を通して

女性(母性)の恭育、そして

魂の救済が、

子供たち男性の皆様が

幸福になられる「道」かと存じます。

すべての女性の心に、

温かい愛の花

一輪を!

どうぞ・・・・・・

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小泉流「干物講座」

土曜日, 3月 1st, 2014

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(19日、記す)

菅原文太さんの記念講演会が、昨日午後からあった。

農協の建物で、農協の悪口をおもっきり言うなど、

さすが昭和の文太さん、言うなーと一しきり感心。

銀幕のスターから泥んこの農夫への転身。

今、山梨県北杜市に「(株)竜土おひさまの里農園」を設立して営農されている。

いろいろあったでしょうが、宮城の田舎育ちの根が動き出したのでしょう。

都知事選でも、おもっきり宣伝カーに乗って、

細川さんの反原発を支援していました。

元々、正義感の強い丈夫(ますらお)。

この講話、北海道有機農業研究会の主催で、

瀬川代表や菊池さんとは旧知の仲。

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その後、挨拶もそこそこに、北農会館から

次の会場「佐藤水産」さんへ。

そこで、小泉武夫先生の講話会。

東京IDP出版の和泉社長と待ち合わせて、

小泉先生の控え室で、その由を告げると、

突然「えぇ!!!」と絶叫!〈笑〉

「私とは文ちゃんとは義兄弟。

兄貴なんだ。今、一緒に山梨で農業してる!」

これを聞いてビックリ。

それではと、菊池さんに電話して文太さんに出て貰い、

二人の会話。

「早く、ここに来て、呑もう!」と文ちゃん。

しかし、これから発酵仮面の弟分は講演会。

体よく断っての長丁場。

眼と鼻の先で互いに講演とは驚き桃の木でした。

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今日の演題は「私の愛した七大干物」

そもそも、干すという字、今の吊り棹の形が原型なんですね。↑

「旅せざるもの食うべからず」や「冒険する舌」の著書などで、

世界中の干物を食べ尽くした先生の舌と腹は尋常じゃありません。

特にメコン川流域の魚の宝庫の干し物の巨大さはすさまじい。

話を、端折って、結論。

先生の極めつけの七大干物は次の通り。

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私の愛した七大干物

① くさや(新島)

② ひめ貝(大分)

③ 北海3種・・・きんき、しまほっけ、塩鮭

④ くじら干し(「くじらのタレ」千葉)

⑤ 青魚3種・・・いわし丸干し(大羽)、開きサンマ、サバ

⑥ 若狭がれい(福井)

⑦ カツオ生利節(西伊豆)

もう、語り尽くせないので、ここで終り。

ただ、今度の売り出しで、

⑦の「かつおの生利節」が特売で30%off!(但し限定販売)

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ほぐして、「お茶漬けに最高!」とのこと。

鰹節の生、旨いこと請け合いです。

 

 

 

まほろばオリジナル『松前漬』新発売!

土曜日, 3月 1st, 2014

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「松前漬」の極めか!

試験操業船によるニシンの原卵、これを「テスト・ロー」と言います。

詳しい説明は、下記の2006年度のブログをお読みください。

その数の子の入った松前漬、原料を選りすぐっています。

函館前浜のスルメ、日高の根昆布、沖縄の有機人参、五人娘の酒、

へうげ醤の醤油、三河有機本味醂、ひふみ糖、そして

「まほろば自然農園」の赤唐辛子です。

美味しくない訳はないです。

一度、ご賞味のほどを。

1袋 200g ¥1.260

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2006年12月15日

●テストロー TEST ROE

テストロー?

おそらく初めて耳にする方が 多いのではなかろうか。

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「テストロー」訳して、 試験卵。

実は、試験操業船で獲った鰊(にしん)の卵。

「数の子」と言う方が、 分かりが良い。 正月食材の王でもある。

でも、何が違うのか。

それは、 味が違う。 値が違う。 漁が違う。 加工が違う。

これほど、「コリッツ!!」とするものはない。

これほど、安くつくものもない。

これほど、新鮮なものはない。

これほど、安全のものもない。

つまる処、 数の子の 最高峰なのだ!!!!!!!!

どうしてか。

鰊船団に先駆けて 国の試験操業船が魚卵の成熟度を調べる。

完熟と判断するや、船団に一斉操業の指令を出す。

腹を割いて、卵を見て、それを船底の塩水槽に放る。

ノンフローズン(無冷凍)の生のまま。

くねくね曲がって、 はねて、活きているのだ。

しかも、海域はカナダ沖で最高品質。

次にアラスカ・ブリストル、 大西洋の大ぶり、

 

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と続いて 味が落ち、鮮度も落ちる。

一般数の子の薬漬けは知っておられるだろうか。

本来は山吹色。

しかし、漂白剤・重合リン酸塩を入れて、 血抜きの手間を省く。

だから、色が褪せて白っぽい。

手仕事では七回かかる。

きれいに整形された数の子の秘密は 鰊をIQ(バラ)凍結して積んだものを、

 

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解凍して取り出すからまっすぐだ。

何回も手間をかけた数の子は、もう 本来の数の子ではなくなっている。

本当の数の子は、 テストローにある。

原卵の中の原卵だ。

当然、量は限られている。 流通するほど無いのだ。

これは、知る人ぞ、知るのみ。 魚屋さんとて、仕入れる人は少ない。

見た目が、不揃いだからだ。 何かと似てる。

まほろば自然農園の野菜は 不揃いだらけだ。

だけど、だけど、 味は天下一品、

う・ま・い!! テストローも 恐ろしく、うまいのだ!!

これを食わずして、 正月は明けない! 運も開けない。

幸運が数々、数々、数々 数の子の数のように、 訪れますよ。

さあ、一度は 召し上がれ!!

 

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「美しき日本、日本の美しさ」 2

土曜日, 3月 1st, 2014

自然医学 2014 3 表紙

「森下自然医学」3月号。

巻頭グラビアは「長寿郷調査団」広東・蕉嶺訪問。

周時代からの漢民族が南下して定住した『客家/はっか』。

その末裔が多いこの地方での調査。

中国全土からの長寿郷調査の依頼は絶えない。

ここに日中友好の絆がより強まらんことを願うや切なり。

 

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「倭詩」は『美しき日本、日本の美しさ』その弐。

明治維新以来、多くの外国人が日本を訪問して多くの紀行文を著した。

あのトロイアのシュリーマンもその一人。

世紀の大発見の前に日本に立ち寄り、日本の清廉な心を讃えている。

大森貝塚の発見者、モースも然り。

そして、その中でも、最大の功労者はアーネスト・フェノロサであった。

今日、日本美術の全散逸が免れたのは、彼の熱烈な日本への傾倒にあった。

「廃仏毀釈」というとんでもない愚策の為に、国宝級の美術品は外国に流れ、

10万の伽藍は、半分に取り壊された。

西洋化に狂奔する当時先鋭の日本人の侵した愚行。

その陰は、今もなお引き継がれて、日本を希望のない国としてしまった。

祖国を忘れた日本人、母国をさげすむ日本人。

今、日本は、浮沈の一線にあり。