シタールの神技
土曜日, 3月 29th, 2014
50年前にビートルズのJ・ハリソンだったか、インド音楽に夢中になっているという話が伝わった。
それが、シタールの神様といわれたラビ・シャンカールだったのは、
これもヴァイオリンの名手、メニューヒンとの共演者がシャンカールだったことを知ったからだ。
このラーガを二人が競演して、東西が合体したことに、大変興奮したものだった。
今、当時の録音を聞いても、名演であることには変らない。
時代も過ぎ、ノラ・ジョーンズというアメリカの若手女性歌手が、
なんとも気だるさの中に東洋的香りが漂い、
ただならない音楽性に驚いたが、その子がラビの娘で、
時同じくして、インドでラビを継いだという噂とともに、
カーシャネール・シャンカールが颯爽として世界にデビューした。
これはこれは、超絶的親譲りの技法に驚くばかりだ。
その二人の腹違いの娘の競演も聞き物で、最近の新譜は素晴らしい。
遂に不出世のシャンカールは、逝った。
残された二人の活躍を祈る。
Posted by mahoroba,
in 音楽
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