三尺の童句
木曜日, 6月 12th, 2014
『こども歳時記』を書いた俳人の長谷川櫂さん.
そこには、まばゆいばかりの子どもの感性が星々のようにちりばめられている。
そのとらわれない言葉の選択が、的を得てひかる。
おかしく、おもしろく、切ない。
芭蕉翁が、
俳諧は三尺の童にさせよ。
初心の句こそたのもしけれ (『三冊子』)
と語ったが、この一連の句を見て、なるほどと唸った。
ここには、大人子どもの境はなく、歴史にも堪えられる境地のような気がする。
それほど、感動的ですらある。
兎に角、ご堪能のほどを。
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せんぷうきあああああああおおおおお 山本咲良さん(当時小3、以下同)
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水てっぽううらぎらないとつまんない 古川豪さん(小5)
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カレンダーいちまいぜんぶなつやすみ 武田泰輝さん(小6)
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着膨れやチャック開けるとまたチャック 住吉愛子さん(小5)
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冬の日はずうっと風がたびしてる 中山乃維さん(小5)
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あついでしょスイカをどうぞごせんぞ様 上田有紗さん(小3)
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きょうりゅうはほねしかなくてすずしそう 内田蓮(小2)
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焼き芋をわれば光があふれてる 石原景太(小6)
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捨てられし菜のはな瓶でよみがえり 小林凜さん
Posted by mahoroba,
in 教育
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