新垣さん再出発
水曜日, 8月 27th, 2014先日、知人の多田義和さん肝煎りの「新垣隆コンサート」がキタラホールで開かれた。
誘われて、演奏を聞かせてもらったが、何よりも、
彼を取り巻く空気の温かさに驚いた。
罪をとがめず、その行く手を見守る日本人の優しさに感動したのだ。
その多田さんは、あの江差追分の第一人者、青坂満さんを世に出した功労者の一人で、
「これ!」と思ったらすぐ動く直感の人、感性の人だ。
彼の熱心な働きで、青坂さんは、北海道文化功労賞や数多くの賞を総なめにした。
東京農大・漕艇部の顧問として活躍される一方、
あの盲目の天才ピアニスト辻井伸行君の支援をする等、
本物のパトロンという生き方をされている方だ。
今回も、多田さんの義侠心が動いて、新垣さんを何とかしようとされた。
それが、道内の多くの音楽関係者の心を動かし、
彼の再出発を祝う心温まるスタートラインを引いた。
大いなる才能が、よき方に開花されることを切に祈りたい。