“大麻布を現代へ”「麻世妙(まよたえ)」
火曜日, 3月 31st, 20155月の売り出しで、再び「麻福」さんの講演会と展示即売会を行います。
北村社長が、語られていたお話が現実化されそうです。
栃木で栽培された麻を、広島で糸をより、京都で縫製して、
再びと戦前の日本の大麻布文化を復興するというもの。
産業用大麻解禁に向けて、日本全体が動き始めたようです。
エイベックス・グループ・ホールディングス(以下、エイベックス)が、古来から日本人に親しまれていた大麻布を使用した生地ブランド「麻世妙(まよたえ)」を立ち上げた。三越伊勢丹ホールディングス(以下、三越伊勢丹)と協業し、2015年春夏の商品化を目指す。これを記念して代官山ヒルサイドフォーラムで10月23日から展覧会を開催。前日にセレモニーが行われ、発起人として近世麻布研究所所長の吉田真一郎氏と京都帯匠誉田屋 十代目の山口源兵衛氏、両社の社長が出席した。
文化領域での新しいビジネスの開拓を目指した「麻世妙(まよたえ)」は、第二次世界大戦後の栽培制限や工業化への乗り遅れなどで現在では一般に流通しなくなった大麻布を現代に甦らせたファブリックブランド。日本の麻布研究の第一人者・吉田氏と帯匠としてユナイテッドアローズなど異業種とのコラボレーションも行う山口氏、エイベックスの三者が協力してスタートした。素材の特性としてシルクや麻の両方が持つ良さを備えており、商品化に向けて三越伊勢丹の大西洋社長は「日本人のライフスタイルをトータルで提案できるようにチャレンジする」という。
「麻世妙」の発表に合わせて開催される展覧会では、吉田氏の所蔵する麻布を一堂に展示。同会場で行われたセレモニーでは、エイベックス代表取締役の竹内成和氏が「”日本人が忘れていた布”を甦らせることによって、日本人の生活を変えていきたいという二人の強い思いに動かされ、3年半前に始動した。特に糸にすることに苦労して、やっと布になった」と感慨深く話した。三越伊勢丹は2011年度から「JAPAN SENSES」と銘打って産地や職人技術にフィーチャーした取り組みを行なっており、大西社長は京都帯匠誉田屋で大麻布を初めて見た時の感想を「従来の大麻のイメージとは違うものがあり、すぐにでも日本の良いモノとして紹介したいと思った」とコメント。「日本から世界へ広めていきたい」という山口氏と同様に、「世界に伝えるミッションがある。商品化に真剣に取り組み、お客様にプレゼンテーションしていく」と抱負を述べた。
■「麻世妙展 日本人が忘れていた布」概要 会期:2014年10月23日(木)〜2014年10月25日(土) 場所:HILLSIDE FORUM 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟 TEL:03-5449-3705 営業時間:9:00〜21:00