北の「新発酵仮面」、登場!
土曜日, 7月 4th, 2015発酵仮面こと小泉武夫先生認定の北の「新発酵仮面」が出現!!
山海料理の居酒屋『酔心/よいごころ』の宮川勝正さん。
ちなみに、お店は東区北22条8丁目 Tel 011-723-8328
入福水産の加藤専務(「手塩紅」鮭で御馴染みの)の小樽の先輩の店ということで案内された。
現代的に洗練とはいえないが、ちょっと古めかしい佇まいに、少し不安も隠せず。
しかし、次から次に出される珍しい発酵食品に、本物の発酵仮面の顔色も変わったほど!?
先ずは、活魚を〆て平目の刺身が出てくる当りから・・・・・・・・・・。
ご主人、釣り好き、山好きで、なんでもござれ。
① さばの切り込み
ニシンの切り込みは聞いたことがあるが、この手は初めて。何でも八戸の脂の載ったもの。
それを、3ヶ月漬け込んでいるというから、ただの味ではないのだ。
② ほっけの切り込み
中身が、溶け出してトロトロになったツユ状のもの。何か、なれ寿司の液体化したもののよう。
ウエツツとなりそうだが、一味舐めてビックリするようなコクと深み。
ほっけの魚醤である。刺身のタレにもってこい。
③ いかの塩辛
余りに、当たり前すぎて、あえて書くまでもない商材。だが、違っていた。
献上昆布を粉にして入れていた。麹に味噌を加えた。
えらい違うのだ、ビックリ、旨い。
④ 紅鮭の山ぶどう漬け
このアイディア初めて!インスタントでワイン漬けならぬものもあるが、
これはしっかり漬け込み3年間。この色と味は、なかなか出ないぞ。深みが違う!
⑤ うどの味噌漬け
これは、スゴイ!味噌を樽ごと、山に持って行き、採った順から味噌に漬け込んでゆく。
すると、皮を剥かないでも、アクが回らず、
馴染んで反って旨くなるという代物。これも3年。
色も味もお見事!これは絶品。
⑥ 発酵ドンブリ
これらを茶碗に御飯を盛り、上にかけて、貪り喰らいつく!!
その様子を、先生が実演して見せてくれる。
まさに、極楽昇天してゆく。
店は、見かけによらず、分からないものである。
最後まで、分からないものである。
人も、また同じか!
こうして山海を駆け回っている野人・宮川さんに、
さしもの小泉仮面も脱帽して、北の発酵仮面を命名した次第。(左のご仁)
チャンチャン。
最後に、小泉先生の秘伝を伝授。
味噌1kgを塩水で溶かして、卵黄を三個入れて埋める。
それが、しばらくすると(聞き忘れた)、卵黄がイクラのように極味となる。
卵のイノシン酸と味噌のグルタミン酸で、得も言われない味になるとか。
お試しアレ。
それと、NHK教育テレビ「土曜フォーラム」11日、17日に出演されます。
あの鯨問題、突き詰めてゆくと、最後の結論は、
人種差別に尽きるという事です。
先日の国会に呼ばれての先生の証言に、議員の認識が変わったと言うことです。
これから、どう出るでしょうか。