まほろばblog

Archive for 12月 4th, 2015

スルマ族の少女

金曜日, 12月 4th, 2015

SONY DSC

 

カメラマン・伊勢祥延さんが、アジアの貧困国を回って撮り続けた写真の数々。

それを、カレンダーにして、この10年間作り続けてきた。

これを主宰されているお坊さんが、当別の上川泰憲さんだ。

あのヘンプカープロジェクトの時、今は亡き奥様と産業用大麻普及に奔走された。

その上川さんと一緒になって「仏陀バンク(小規模融資)」の運営をされて、

恵まれないアジアの子どもたちに、募金で愛の手を差し伸べられて来た。

ともすれば、島国日本は、自分のことしか考えられなくなってしまっているかもしれない。

日本が、どんなに恵まれ過ぎているか、分からないのが、今の日本人だろう。

その私達を取り巻く幸せの1000分の1、1万分の1でも喜捨したら、

彼らにとって、それこそ1000倍、10000倍になって返って行くだろう。

 

伊勢カレンダー

 

まずは、そのキッカケ作りに、是非来年のカレンダーとして「Meet all the people」をお求め下さい。

¥500です。

その一つの喜捨が、必ず何かを動かすはずです。

あなたのその小さい一歩が、世界を動かすに違いありません。

 

女子 ソルマ族.

 

来年2月頃、上川住職をお呼びして「仏陀バンク」講演会と伊勢さんの写真展をまほろばで開く予定です。

エチオピアの唇プレートの女性をご存知だと思いますが、

今は次第にそのような風習もなくなりつつあるそうで、

スルマ族の12,3歳の少女を写した、その眼差しの深さとエネルギーに感銘しました。

人類の原初を見る思いです。

来年2月には、きっとその銀塩写真が見れると思いますよ。

「手作りめがね」に吃驚!

金曜日, 12月 4th, 2015

福田 めがね1

 

今朝から、農園組は店の手伝いに。

この一年間、本当にごくろうさん!!

チーフの福田君、早速市場に。

ところが、彼を見てびっくり、めがねを新調したようだ。

「どうしたの、そんなハイカラの? どこで、買ったの?」、

すると、

「いいえ、僕が作ったんです」

「えぇぇ!!!」とにかく、唖然とした。

周りのみんなも、寄って来て、一同びっくり!!

「すげーなー!!」

「めがねまで、手作りする人、いねーよナ」と感心することしきり。

次々と人だかりが出来て、止まない。

めがねのハンドメイド、木片をナイフで削ってモダンなフォルムを作っている。

しかも、留め金も蝶番も、全部自分仕込みというから呆れてしまった。

毎年、彼の正月の店前の飾り付けの凄さに、みな釘付けになる。

 

福田 めがね2

 

何でも、自前で造るという精神こそ、縄文人ではなかろうか。

彼こそ、野生人。

不思議な感性と何でも興味関心を示す天性がある。

徐福の四男だったか、福田と称した。

徐福は、各職業の男女、百工を引き連れてきたというから、

きっと、その流れかもしれない。

初めから終りまで、彼のめがね騒動で開けた不思議な朝であった。