白妙の・・・・・・
火曜日, 2月 16th, 2016梅が枝に 鳴きて移ろふ うぐひすの
羽しろたえに 沫雪(あわゆき)そ降る
〈万葉集・一八四〇〉
時は春先、
毎日散策する島田編集長が、川原の藪の中で
可憐に咲く野生のクロッカスを激写。
何とも、その白き中の白さに、感銘。
そこで、閃いた言葉が「白妙」。
妙なる白の妙。
白の深み。
純白の凄みとでも言うのでしょうか。
心は、いつもこうでありたいものです。
思い出されるのが、百人一首の
「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」
しかし、初夏の歌ではなく、今の時節、
上の万葉集の梅が枝、うぐいす、沫雪がふさわしいでしょう。
2月4日の立春、節分も過ぎ、8日の旧暦正月も過ぎ、
いよいよ、これから本格的春に向かって、すべてが律動!
さあ、みなさん、生きましょう!!!
Posted by mahoroba,
in 「倭詩/やまとうた」
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