絶品!!手造り「イカの塩辛」
月曜日, 4月 25th, 2016
イカの塩辛といえば、北海道産と相場が決まっている。
だが今新潟産で、これには道産物も叶わないだろう、という強敵が現れた。
出来合いのカップ物で函館の名産品が多い中、
これが家庭で和(あえ)るというアイデアものなのである。
製品化すると、どうしても塩分を濃くしなければならない、4~5%と。
ある有名名ーカーは13~15%も、濃くして常温販売している。
これでは、本来の味わいどころか、
防腐剤、着色料、甘味料、人工調味料のお世話、添加物のオンパレードとなる。
それが、ここでは、1,8~2,0%というから甚だ極少である。
もともと、このメーカーさんは、刺身イカ製造専門で、塩辛加工はしていなかった。
ところが、外食職人の方々から、「あんたのイカ肝が旨いから、それを使った商品開発を!」
と、勧められて始めたそうである。
まさに、板前プロの味である。
誰もが、家庭で造った塩辛が一番うまいと思うであろう。
しかし、そこが違うのだ。
そのメーカーでは、イカの全体量の45%以下しか肝を採らない。
これといった身のシッカリした良いイカは、新鮮でも全てがそうではない。
言ってみれば、2,3ばいに1杯の割合でしか、使える肝がないという。
であるから、あとは刺身イカに、残る良い肝の飴色の肝だけを選抜して、
塩辛用に回す。だから、どこもこのメーカーには叶わないのだ。
おそらく、混ぜ物の出来合いではそれほどの精度で、肝を選択しないであろう。
確かに、刻みイカと肝は別のパッケージになって、ワンセット。
これは、斬新なアイデアで、誠実な企業の姿勢でもある。
家庭で、混ぜて一晩漬け込む。
立ち処に、超一流のイカの塩辛が完成。
日を追うごとに、熟成され、それは、誰もが唸る別物になる。
実際、私は、これほど旨い「イカの塩辛」に出会ったことがない。
おそらく、これ以上の物に出会う可能性がないであろう。
それは、「七五三(なごみ)塩辛」しかないだろう。
いずれ完成を見る、お楽しみに。
「手造り塩辛セット」 1パック 300g ¥980