オスマン・ハリダご夫婦、トルファンから!!!
水曜日, 6月 1st, 2016
先日の森下自然医学の「燦々会」で、
初めてお会いすることが出来たトルファン出身で、
日本に帰化した神山オスマン・ハリダご夫妻。
「シルクロード株式会社」を興されたように、
中国新疆ウイグル自治区に位置するトルファンは、
まるで孫悟空や玄奘三蔵の古代の夢の世界。
お声を聴いただけで、懐かしさに胸キューンとします。
きっと、自分も彼の地の砂漠で、生活した日々があったのでしょう。
そこで採れるブドウの数々。
そして干しレーズンの豊かさと美味しさ。
神山(天山山脈のこと)さんの西域の農園で造られたレーズンを直輸入して、
日本国内で販売されています。
ご主人は、今貿易コンサルタントの仕事で、今大忙しとか。
ウイグルでの輸出入業の同胞が、彼を頼って来日される。
とてもたくましく、埼玉に大きい一軒家を購入するまでに。
奥様は、神秘的な西域美人で、動きがしなやか、お声も麗しい。
トルファンと言うぐらい、トルコとの人と物の交流が盛んであった。
どことなく東西混淆が異国情緒を醸しているのかもしれない。
日本文化の原型が、唐などを通って中東・西域からやって来た。
奈良当時の人々の驚きが、いかに大きかったか。
古代染めの吉岡幸雄氏が語っていたが、
「染めは、奈良・平安がピークで、当時の再現は今はできない」ほど、
技術も素材も群を抜いて素晴らしかったのだ。
日本人の原質を訪ねる上でも、もう一度、
西域文化・文物・食物を学び直す必要があるのではなかろうか。
神山さんとのお付き合いの中で、
普段にはない不思議な感覚と体験を得られた。
一般的な国内外の方々とは一味も二味も違う
彼らの生き方や暮らし方を学びたいと切に思う。
(奥様手作りの「ラグ麺」。美味しさこの上ない。マルコポーロが、これを伝えてパスタになったという。動画が再現できないのが残念。)