チップ支笏湖、初入荷!
土曜日, 6月 4th, 2016
支笏湖のチップ「ひめます」の解禁により、市場入荷が始まりました。
子供の頃を思い出しますが、夜中に家を出て、
支笏湖でチップ釣りした新鮮なものを、食べていたことを。
チップというアイヌ語に、子供の頃の郷愁があります。
そもそも、ヒメマスとは、紅鮭の陸封魚です。
紅鮭が湖で生活しているうちに海に下ることができなくなり、
一生を淡水で過ごすことになった魚です。
北海道ではチップの愛称でしられている。
チップの語源はアイヌ語の「カパッ・チェプ」、体の薄いの意から来ています。
銀色を帯びた姿は美しく、味はとても美味なことでしられています。
ヒメマスの原産地は北海道阿寒湖と網走川上流のチミケップ湖です。
支笏湖、洞爺湖、摩周湖をはじめ十和田湖、
中禅寺湖など道外の湖にも盛んに移植されました。
各湖水のものはもちろんのこと、原産地の阿寒湖、チミケップ湖でも
本来のヒメマスの絶滅が心配されるほど減ってきているのが現状です。
絶滅危機種に指定されています。
【支笏湖畔】支笏湖の夏場の名物ヒメマス(チップ)釣りが、今年も6月1日に初夏の風物詩ヒメマス(チップ)漁が解禁された。2015年の釣果は前年より半減したが、1998年以降では歴代4番目の豊漁。ヒメマスの餌となるプランクトンの増加などが影響したとみられ、今年も前年並みか前年以上の釣果が期待される。例年、解禁区域外で釣るルール違反が絶えないことから、千歳市などは今年も監視の目を光らせる方針だ。ヒメマス漁は資源保護のため、道が漁期を毎年6~8月の3カ月間に制限している。初日は断続的に雨が降る中、ヒメマスの引きを楽しもうと大勢の人が集まり、午前3時の解禁とともに船で湖に繰り出した。千歳市によると、午前6時までに出漁した釣り船は176隻。雨天などの影響で前年より54隻少なかった。ヒメマス釣りには、支笏湖漁協が販売する遊漁券(船釣りで1日1540円)が必要。(道新)