「續 倭詩/やまとうた」発刊!!
木曜日, 12月 29th, 2016
4年ぶりの刊行、「続 倭詩/やまとうた」。
「森下自然医学」誌に2年連載された「倭詩」26篇に、
「散華の海、帰郷の山」「麻、そして墨」「今、ここに」の3篇を加えた、
口語文語を交えたエッセイ集。
更に巻末、森下敬一自然医学会々長と環境医療評論家の船瀬俊介氏との鼎談、
「水とは医学」を、裏表紙側から横読みで読む、珍しい合本版。
エリクサーを端緒に、医学・科学・歴史・文学・宗教等、広範に亘って興味深い。
今、世間を賑わす大麻ですが、300年前奈良古梅園にて麻油で製造された麻墨を、
まほろばオリジナルで復刻した『玄牝』の経緯を記した「麻、そして墨」。
また北海道新聞・読売新聞に掲載された広告のキャッチ、
「利休は隠れキリシタンだった?!(「今、ここに」)」ことを論証した一文は、
センセーショナルでもあります。
写真図柄ともに361片、明治以降の印刷業界初の宋朝体本文は、
画に慣れた若者や老眼にお悩みの老齢の方々にも読み易いように工夫されています。
アーティスト大貫妙子さんの推薦文も戴き、
父・健一郎氏の元特攻隊員の歩みを記した「散華の海、帰郷の山」は、
改めて、涙と共に不戦の誓いを立てるものです。
一つ一つの歴史の真相と意味、
そして私達のこれからの生き方を問いかける一章一章。
この正月に、是非とも読んで戴きたいと思います。