冬爽備
金曜日, 12月 8th, 2017島田さんから、店内タペストリーの写真が送られて来た。
写真は、岩見沢市色彩館の植物園での「柚子」を撮ったものという。
22日の冬至も、もうすぐである。
マサカリ南瓜にゆず湯。
邪気を払う爽やかな香りと食味は、鈍(なまく)らになる身と気を引き締めてくれる。
そんな冬装備に欠かせない柑橘のたよりは、年末の風物詩である。
この柚子を見つめていたら「冬爽備」という造語が、思い付いた。
そういえば、冬のバラを同じ音「冬薔薇」ともいう。
「せめて海に散れ想いが届かば、せめて海に咲け心の冬薔薇」とある映画「連合艦隊」の主題歌『群青』。
群青の海に散っていった親子と、もう一組の兄弟と二つの物語。
谷村新司の曲に、多くの人が涙した。
自著「倭詩」の『国の抗い、食の和み」を『群青』を流しながら、読んで頂きたい。
国を守らんとして海に没した英霊に、この厳冬の寒空の中、祈りを捧げたい。
歳末市、大〆市、酉の市に向け、新しき歳を迎えられるこの身の幸いを、爽やかにも謹んで感謝したい。
Posted by mahoroba,
in 「倭詩/やまとうた」
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