農園にやって来た元厚別店店長の渡邊匠君。
辞めてから、もう十年になるという。
今は㈱DOKODAの社長である。
その名刺の裏を見てビックリ!
6つの会社を多角経営している35歳の若き社長である。
上から、造園屋、ドーナツ専門店、カラオケバー、たこ焼きカラオケ屋、レストラン、そして中古車販売。
これだけの店をどうやって開き、どうやって維持し、どうやって纏めるのか、驚くばかりだ。
更に、スタッフの福利厚生のために畑を購入したという。
そして、今年は、オリジナルのCDも出したというから超人かな?(以前、編集部の斎藤恭兵くんとデュオを組んでいた)
この才覚と決断は、なかなかどうして、どこにも見たことない。
頭の構造と感受性が甚だ違うのだろう。
兎に角ここまで駆け抜け、一分一秒詰まって生きて来て、
ふと振り返って余白、余裕という時間がなかった、その必要性を考えたという。
そこで、思い付いて早速、私たちに会いに来たのだ。
その迅速な行動力が、次の思考と行動を生むのだろう。
兎に角、即行動、考えるや次は一歩を踏んでいる。
さて、コロナ禍で、5店舗の飲食店を経営していたが、それを閉じ、最初の自宅のドーナツ屋を再開したという。
原点に戻った訳である。
その所為か、その出来具合が格段の進歩を遂げていて、家内は盛んに美味しくなったと褒めた。
何も知らないドーナツ屋でなく、何でも経験したドーナツ屋。
一味も二味も違うだろう。これからの人生も違うだろう。
さんざん人を使ってやってみて、行く行くは独りの仕事をやってみたい、と。
今の処、造園が一番性に合っているようだし、生活も安定すると。
さて、今後、彼の前に何が飛び出してくるかは分からない。
実に、楽しみである。
先ずは、ドーナツ、ベーグルから、彼を応援しよう!!!