まほろばblog

仁木の南瓜、「美味しい」そうです!

10月 24th, 2017

台風21号、外は突風と雨、もうすぐ、雪の予想。畑に入れない。

この寒波で、南瓜に一気に痛みが広がる。

1000個の南瓜を前に、気を揉む、心が焦る。

店長から、かごしま有機00からの2回目の200㎏の注文を受けたとのこと、好評らしい。

納屋は真っ暗、そんな中で、ひたすら南瓜磨きに励む。

 

 

泥まみれで、くすんで人の手で磨いても、今一つ晴れない。

店頭に置いても、なかなか売れない。

だが、執拗にして探し当てたこの中古の南瓜磨き。

あの次から次に流れ作業で磨かれる大きい機械より、よっぽど艶も出てピッカピカになる。

お化粧直しで、生まれ変わったようで、カボチャも嬉しそう。

でも、形のいびつやイボイボが、店でははねられる。

何と正品にならないものが多いことか。

みんなそれぞれ姿形も渋くて、良い味わいがあるなー、と思うのだが。

その勿体なさを、最大限活かすのが切り売りである。

今までになく「まほろばらしからぬ旨さ(店長評)〈笑〉」「超ウマ!」と激賞される。

ポコポコのほっこり粉吹き「あじおう」で南瓜の王様と言われている。

スタッフの斎藤君は、試食を出すと、みな「うまいうまい」と飛ぶように売れるという。

経理の伊藤さんはピッカピカで堂々として「味皇」の名にピッタリ、そして味わい深いと。

厚別の木村さんは、元々美味しいのに昨日のは激ウマで食べ過ぎるから怖い!

とみんな内輪同志の褒め殺しですが、さてどうでしょうか。

あの500個もの味の大将も、あと1回ほど出荷すると、無くなります。

何時までも、置いておきたいのですが、カボチャは美味しくてイノチは短いのです。

 

これも5月、大貫妙子さんが来園されて、整枝して下さった記念すべき南瓜でした。

彼女は、この間秋田三種町で最後の稲刈りをしたお米、それを横手の羽場さんに直送してもらいました。

あの「へうげ味噌」が、さらにどんなに仕上がるか楽しみですね。

味噌は相変わらず大好評で、前倒しに仕込み樽が空っぽになって行きます。

その豆たちが、未だ農園で収穫されずにおります。

なかなか、手が回らず、雪もチラホラ。

どなたか、援農部隊、お願い申し上げます。

 

 

#2 大貫妙子さんの食観

10月 12th, 2017

第一回「大貫妙子札幌ライフ」に続いての2回目。

今回は、食についての愉快なお話。

まほろばオリジナルみそ「へうげ味噌」や

天然だし「イイお嫁さんの素」についての

オモシロ、オカシイ由来話の数々。

そして、2015年に発売されたアルバムTINTについて。

素敵な仲間たちのお話。

最後に明かされる三角山放送局の杉澤社長から、

何と和寒町で小学6年生からの大ファンであったこと。

こんな身近に隠れオタク(失礼!)がいらしたとは、ビックリ!!

全国に根強くも息の長いファンがいらして、大貫さんは幸せですね。

大貫妙子札幌ライフ2回目 (クリックして下さい)

 

「へうげ味噌」

SONY DSC

「私は誰でしょう?」

「ハイ、私は『イイお嫁さんの素』でした!!」

 

「イイお嫁さんの素」の命名と、コマーシャル用写真までOKして下さって、幸せなスタートを飾ることが出来ました。

何から何まで、ありがとうございました。

 

 

彼女は一回一回にイノチを削りながら歌う。

「このままだと死んでしまう」と、ふと漏らされた。

その心境に、彼女の生きざまを見た思いがする。

イノチと差し替えに、見えざる答えを求める。

お通の鶴が毛をむしって恩返しするように、

ストイックに自己を彫琢し、頑なまでも何処までも追い込む。

いい加減に出来ない・・・・だから、浮き沈みの激しい芸能界で、

40年もやって来られたのだと、思う。

すごい、こと。

そして、食べものにすごく氣を使っていらっしゃる。

この声は、食べものの化身。

その食べものをいい加減にして、その声を、お客様に聞かせるなんて失礼!

清浄な物、いのちある物を食してこそ、その歌は、その声は、本物になる。

ここまで、徹底している歌手が他にいるだろうか。

その誠実さに、ただただ、敬服するのみです。

そのイノチの結晶の数々……

 

 

第2回目「大貫妙子さっぽろライフ」から

1、「横顔」Boucles d’oreilles ブックル ドレイユ

2、「愛しきあなたへ」TINT 大貫妙子&小松亮太

3、「春の手紙」Anthology アンソロジー

4、「dreamlandドリームランド

 

最後に、お父様健一郎氏のお話が……。

画面でご対面!!

#1 大貫妙子さんの音楽観

10月 12th, 2017

トークセッション「いのちの時間」が急遽中止になり申し訳ございませんでした。

そこで、2015年5月に、札幌西区の「三角山放送局」で行われた

「大貫妙子札幌ライフ」を、公開させて頂きます。

大貫さんと三角山の杉澤社長と私の鼎談風の会話を、気楽にお聞きください。

大貫妙子札幌ライフ1回目(クリックして下さい)

● 大貫さんとの出会い、そしてまほろばとの出会いから、

大貫さんの音楽への思い入れや映画のこと、旅のこと、

そしてハイエナの話まで、飛び出して来て、

和やかで楽しいひと時でした。

● なお、途中の音楽は著作権上、挿入できませんでした。

曲名とアルバム名を列記しましたので、CDかネットで、

お話に合わせて、お楽しみください。

 

 

1、「風花」 ensembleアンサンブル

2、「ベジタブル」 copineコパン

3、東芝日曜劇場 「いつまでも」

4、「色彩都市」 Clichéクリシェ

5、「風の旅人」 ATTRACTIONアトラクシオン

大貫さんとの対話

10月 7th, 2017

2015年5月に、三角山放送局で収録、放送されました、「大貫妙子SAPPOROライフ」を、大貫さん、三角山さんの許可をいただきお届けします。

尚、楽曲につきましては著作権の関係でカットさせて頂いております。何卒了承くださいませ。

大貫妙子札幌ライフ1回目

大貫妙子札幌ライフ2回目

 

10月の感謝デー、開催中!!

10月 7th, 2017

ただいま、10月の感謝デー、開催中です!!

今回は秋の大収穫祭、

はるばる鵡川よりオーガニックピザのOLHA2号が登場!!

アサクラさんの絶品オイルと古代小麦パスタ!!

 

 

 

乾燥が気になるこれからの季節、お肌しっとりαリノレン酸たっぷりの馬油はいかが?

 

ミスユニバースもご愛用、青パパイヤ酵素。
ミライエの嘉納さん(中央左)がご来店、ご案内させていただいています!

 

では、では、皆様のご来店、お待ちしてま~す!!

 

「オーガニック電話帳」扱い!

9月 28th, 2017

まほろばが紹介されています!!

「オーガニック電話帳」改定 第7版 ついに完成!

6年ぶりの発売!
有機農家からレストランまで 13ジャンル・4500件におよぶ情報を完全収録

内容紹介

560ページに満載! 日本のオーガニック情報源

2011年の第6版から6年ぶりの最新刊(第7版)発売!
オーガニックはライフスタイルだ! という意識の浸透で
これからの成長がどのジャンルよりも期待されるオーガニックマーケット。
ゆえにさまざまな情報が氾濫、渋滞、錯綜しています。

そこで6年ぶりに情報の交通整理を実施!
この国の食の安心・安全はオーガニックがになう!

「オーガニック電話帳」は、オーガニックマーケットの発展と
拡大の一助となることを目指して2000年に創刊。
2011年11月発行の第6版まで改訂を重ねてきました。
6年ぶりに大規模に再編集した改訂第7版を発行します。

有機農産物の生産者をはじめ加工食品メーカー、流通・卸・小売・飲食店など、
オーガニックにかかわる法人・団体、個人事業者1700件(+リスト4000)
を網羅した560ページ近い、日本で唯一、最大の情報源となるデータブックです。

ビジネスパートナーを探している業界の方から、新規参入を考えている異業種、
健康や環境に関心の高い一般消費者など幅広い層に愛用されています。

これからもオーガニック情報源として進化する本書は
オーガニック市場で約20年間、
畑から食卓までをつなぐパイプ役を少なからず担うことができたと自負しています。
とはいえ、日本の市場は伸び悩み、足踏み状態が続いている現実があります。
2020年の東京オリ・パラを契機にオーガニックが成長しそうな期待感もある中、
6年ぶりの発行は今まで以上に存在価値と付加価値が高まります。

 

 

「オーガニック電話帳」
~改定 第7版~

書籍概要:A5判・550頁前後 定価3,300円(税別)

まほろば取り扱い中!!!

ここ最近、食への不信感はかつてないほど高まり、
今や「食の安心・安全」は、国民的な関心事へと変わりました。
ところが、不安なものの見分け方は知っていても、
実際にはどうやって“安全で,
おいしいもの”を手に入れればいいのかよく分からない、
という方がほとんどです。

「安心できる食品・製品はどこで手に入るの?」
「オーガニックの世界って、どんな仕組みなの?」
そんな、いま私たちが本当に知りたい情報が
「オーガニック電話帳」にはギッシリ詰まっています。

[オーガニック電話帳のデータジャンル]
①農業生産家
②加工食品メーカー
③酒造メーカー
④食品卸
⑤宅配・通販
⑥生協
⑦自然食品店・自然酒店
⑧国産小麦・天然酵母ベーカリー&洋菓子店
⑨オーガニック・レストラン&カフェ
⑩オーガニック&エコロジカルな暮らし
⑪資材・機械
⑫安心素材・無添加のペットフード
⑬ビオホテル・癒しの宿・民泊
⑭教育・普及・研究機関
⑮有機認証機関など

赤字まほろば掲載

収録されているのは、全13ジャンル・4500件におよぶ情報。
初版から17年にわたる蓄積と丁寧な取材によって得られた、
“有機”にかかわる法人・団体の生の声です。
ビジネス・パートナーを探している方はもちろん、
健康や環境に関心の高い読者の方に愛用されています。

※ショップ、レストラン、通販等で委託販売をご希望の際は、
編集室までご連絡ください。

2017 全国発酵食品サミットin日本橋

9月 28th, 2017

クララ・ハスキル

9月 27th, 2017

 

ハッとする美しさ。

ギリシア彫刻のビーナスを思い起こさせる端正さ。

そのモデルは、かくやあらん、と。

あの名ピアニスト、Clara Haskilクララ・ハスキルの若き日の姿態である。

 

 

 

それが、幾星霜経って、老練のハスキルが完成される。

そうは言っても、65歳での登天。

一ファンとしても、人の一途な生き方の末を思う。

不幸な前半生を超えて、次第に名声を得て行った。

出生が、ユダヤ系であったためか、

何か神秘的で霊感に満ちた音感に魅了される。

メニューヒンに通じる何かが、

レコードを通しても聴こえて来る。

 

 

 

大貫妙子さんの御父、生還特攻隊員の苦悩

9月 25th, 2017

 

「続倭詩」の第23章『散華の海、帰郷の山』。

これは大貫妙子さんの御父、大貫健一郎氏の生き残り特攻隊員としての半生の苦悩を書いたものである。

国民のほとんどが、死地に向かった特攻隊員は、みな潔く南の海に散って行ったものと思い込んでいた。

だが、その半数は、何と国土に戻っていたのだ。

健一郎氏を待っていたのは、生き地獄の牢獄「振武寮」であった。

そこで行われたものは、何であったか。

そして、それよりも何故、非道の特攻隊が発案され、実行に移されたのか。

それを、戦後70年経った我々国民は知るべき時に来ている。

そこを大貫妙子さんは、戦後失われた日本人としての生き方、

「覚悟を持つ」ことと静かに語る。

彼女の「空蝉の夏」を底本にした『散華の海、帰郷の山』を是非読まれたい。

またNHKドキュメント「振武寮の実態」をも合わせて観られたい。

 

紅い手かざし

9月 23rd, 2017

 

秋の吊りもの。

紅葉色の葉に添えた言葉「紅い手かざし」。

手かざしと言えばある種、宗教的行為を連想する。

ちなみに、野口晴哉師の整体に、「愉気(ゆき)」という行法がある。

掌に気を集中させ、相手にかざすと、元気が賦活するというもの。

師がこれを用いると宗教になることを諌めた、とか。

たしかに、手当と言おうか、手かざしと言おうか、あるようではあるが・・・・。

しかし、そういうことより、私が一番先に思い浮かべるのは、

やはり、母の手かざしと言おうか、手当であった。

「お腹がいたい!」と言えば、

母が飛んで来て、手でさすると、不思議に治っていた。

それは、母と繋がっていたいという要求が、そうさせていたので、

実際、触られて一体感を確かめると、それだけで何事もなくなる。

自然は、いつも無数の手を広げて、我々を受け入れて、そして癒してくれている。

秋の紅葉もまた、赤ん坊の紅葉の掌のように広げて、温めてくれる。

何を温めている?

そう、冷え切った人の心、凍てついた世を温めようと、

自然は紅々と燃えて、絶望を希望に変えようと働いてくれている。