まほろばblog

白妙の・・・・・・

2月 16th, 2016

梅が枝に 鳴きて移ろふ うぐひすの

     羽しろたえに 沫雪(あわゆき)そ降る

〈万葉集・一八四〇〉

 

2016_spring

 

時は春先、

毎日散策する島田編集長が、川原の藪の中で

可憐に咲く野生のクロッカスを激写。

何とも、その白き中の白さに、感銘。

そこで、閃いた言葉が「白妙」。

妙なる白の妙。

白の深み。

純白の凄みとでも言うのでしょうか。

心は、いつもこうでありたいものです。

思い出されるのが、百人一首の

「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」

しかし、初夏の歌ではなく、今の時節、

上の万葉集の梅が枝、うぐいす、沫雪がふさわしいでしょう。

2月4日の立春、節分も過ぎ、8日の旧暦正月も過ぎ、

いよいよ、これから本格的春に向かって、すべてが律動!

さあ、みなさん、生きましょう!!!

琵琶とフラメンコの出会い!!

2月 8th, 2016

『 時空の旅人たち 』

  ~琵琶に舞い、沓(くつ)音に唄う~

 

azuma uta

 

来週日曜日、14日のバレンタイン・デーの2時に劇的な出会いが、

まほろばの2階で、待っています!題して、

「東歌(あずまうた)に、西舞(きょうのまい)」

日出る国・東(日本)の歌が、日沈む国・西(スペイン)の舞と合体する!!

(ちなみに、スペインを漢字で「西」と表記し、

東男に京女の相性の良さを言葉がけしています。)

地下洞「無限心」にて当代きっての女流琵琶奏者・黒田月水さん

奏でる平家物語、そして、創作「此花作咲弥姫」の『まろうわん』。

第二部が、2階でフラメンコの藤本美由紀さんとの即興コラボ。

どんな出会いと感動が待ち受けていることでしょう。

みなさま、お誘い合わせの上、ご参加ください。

 

東唄 2

 

「知古摩訶/チョコマカ」を彼に!!!

2月 7th, 2016

チョコマカ1

 

あぁ!何とか間に合った!!!

バレンタイン・ディーに。

「Sarah/サラ」はできなかったけど、

知古摩訶/チョコマカ」はできた!!

そのストーリーをお読みください。

 

tyokomaka

バレンタインに、カップル誕生の予感!?

世界初の試み!! 

「チョコ」と「羊羹」が合体! 

和洋の出会い!!

彼と彼女は一心一体!!!  

チョコ羊羹「知古摩訶(チョコマカ)」試作販売!!!

 

できるかもしれない?できないかもしれない??

バレンタインチョコ「サラ」は、ついに出来ない仕舞いで、

代わりにチョコ羊羹「知古摩訶」ができてしまいました!!

 

何と、羊羹にカカオビーンズをドッキング!!

和洋折衷の新しい時代を開く菓子の提案です。

 

しかも、チョコはクーベルチュールや出来合いのチョコを溶かしたものでなく、

カカオビーンズをストレートに加工したものです。

そして、羊羹はフランスで修行したパテシエ、金兵美絵子さんの手製。

老茶人が第一級の折り紙を付けた珠玉の羊羹です。

 

もちろん、原料は「畑の鉄人」北見の伊藤秀幸さんの自然農法の小豆。

「ひふみ糖」「七五三塩」「無双寒天」そして「エリクサー水」。

 

よりシンプルに、よりダイナミックに、新たな地平線を開く和洋菓子の逸品!

 

それを名付けて「知古摩訶」、読んで「チョコマカ」。

明治期の「知古齢糖/チョコレート」から、

古きより新しきを知る摩訶不思議な逸品。

「知古摩訶」こそ、お二人の絆を、

固く深く繋ぎとめるキューピットとなるに違いありません。

(詳しい内容は、3月に発表します)

 

材料:伊藤さんの自然農法小豆、ひふみ糖、七五三塩、寒天、エリクサー水

   ガーナ、マダガスカル、パプアニューギニア、ベトナム各種カカオビーンズ。

 

カカオビーンズ

 

 

「ツキの市」あと数時間!!

2月 7th, 2016

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2月の売り出し「ツキの市」「ありがとう市」「ついてる市」も、

あと2時間半で終了!

1週間早い特売に関わらず、多数の皆さまにお越し戴いて、

感謝申し上げます。

雪祭り期間中でもあり、旅行客の多い札幌であります。

遅きに失した感があります、お越しになれるお客様は、

大急ぎご来店のほどを、お待ち申し上げております。

 

kanshaday201602

やんじー&アグネスによる「衣展」は二階にて、明日まで行っております。

各メーカー、多数取り揃えております。

どうぞ、ご来店のほどを、お待ち申し上げております。

 

内山さん、風に人に

2月 7th, 2016

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( 1985年頃の内山さん)

 

30年前、南校の向かいで、内山さんが開いていた自然食品店三健さん。

良心的な品揃えで、よく利用させて戴きました。

先輩として良き範を示して下さり、ありがとうございました。

沖ヨガの先達としても、悠悠自適の哲学仙人の境地で、

人生の大切なことを説いて下さいました。

きっとあの世界に逝かれましても、

何事にも捉われることなく説法されていることでしょう。

そのうちに、私も参りますので、席を空けて置いてください。

ただただ、お疲れ様でした。

従容としてこれからをお愉しみ下さい。

 

内山英郎さまへ

                     

      まほろば  宮下周平

 

ドでかい!貝帆立!!

2月 5th, 2016

大帆立

 

本田水産・貝類担当の佐藤大輔君に,

「今日は、スゴイのあります!!」

行って見ると、ビックリ仰天!

デカイ!こんなの初めて!!

帆立貝一枚が、何と1kgもある。

野付で獲れる天然物!!

自然のダイナミズムを感じられる一品だ。

このジャンボホタテを「白扇」と呼ぶそう。

本当に扇を開いたようですね。

 

大帆立 2

 

野付湾は砂嘴(さし)と呼ばれるクチバシ状の地形。

海と山と森の恵で育つプランクトンが豊富な穏やかな内海。

海水と陸からの川水が混ざり、冬には流氷が流れ込む。

その為に、一年中、色々な海の幸に恵まれる。

 

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ことに、野付湾に面する出入り口の尾岱沼は、奇跡とも言える漁港。

ホタテの他、春夏にはえびや貝類、秋には秋鮭と魚介、

冬になると帆立、氷下魚(コマイ)などが。

ホタテ漁は冬に始まり、春先、4月からホタテの旬!!

ジャンボ帆立は地元の人たちだけが知っている秘密の帆立だったのです 。

ジャンボ帆立 1枚 ¥580

 

関ぶり

 

そのほか、今朝の特筆。

一本締めの「関ぶり」。

あの「関アジ」「関さば」で有名な大分の豊後水道で獲れた天然ぶり。

一口試食、これは、スゴイ!

唸るほど、歯応え確り、旨味抜群、

めったに入荷しない極上の「関ぶり」をどうぞ。

100g ¥400

 

 

 

 

後藤翁、ついにCDデビュー果たす!!

2月 4th, 2016

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http://www.hmv.co.jp/artist_%E9%AB%98%E5%B6%BA%E7%99%BE%E5%90%88%E5%AD%90_000000000651504/item_%E6%AF%8D%E3%81%94%E3%81%93%E3%82%8D_6784829 (YZIM5005)

 

びっくりです!!

昨日3日、今年90歳になられる後藤吉助翁が、晴れてCD全国デビューを果たしました。

3年で、宿願を果たしました。

一昨年は、全国のカラオケ・ジャスラックに持ち歌が登録され、

昨年は、日本作詞家協会の会員になられ、作曲家としてもデビュー。

あの大家、船村徹先生や星野哲郎先生と肩を並べられる世界に入ったことを誇りに思っておられます。

作詞、作曲、そして歌手としても、まさに大正生まれのシンガーソングライターの登場です!!!

お付き合いが始まって、足掛け6年。

その間に、卒寿のおじいさんが、意気軒昂に次々と夢を実現するする姿を見て唖然とするばかりです。

すごいことです!!!

夢を抱くこと、それを追いかけること、そして実現することに、年齢はないんですね!

すべては、母から始まり、母で終える。

その「母を慕い讃える歌」を世界にヒットさせると、今張り切っておられます。

応援しましょう!

学びましょう!!

 

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http://www12.atpages.jp/dreambig/index.html

 

 

 

新時代の節分「鬼は内・・・・・!」

2月 3rd, 2016

鬼は内

 

今朝のミーテイング、みんなで叫びました。

「 鬼 は 内 !!

  福 は 外 !!!」

なんだか違いますけど、イイ気持ちしません?

長い歴史が、今日逆転して、

この節分で新時代が始まったような気がしました。

子供の頃、鬼さん追い出されて、この雪の寒い中かわいそうになー、

自分の家ばかり、幸せでいいのかなー、

って、思ったことありませんか?

子供心は正直だから、何かが違うって感じていたのだと思います。

ちょっと、今朝そんなことを思い出しました。

鬼と福を相対的に対立的に見ていたことで、

何時までも、不幸の環から逃れられないのではないかと。

 

鬼面

 

鬼だって、憎まれたくないでしょう。

鬼だって、仏の子でしょう。

だったら、僕らの兄弟なはずです。

それなら、家に招いて、一緒にコタツに入って、アツアツの焼きたてのお餅でもご馳走したいね。

あのおっかない顔が、ニコニコ顔になるよ。

うれしいね。たのしいね。

 

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福は、外にバラまけばいいんだよ。

みんな少しでも福の神が付くように、あげちゃえばいいんだよ。

外が幸せになったら、内だって幸せになるじゃない。明るくなるじゃない。

外が先で、内は後なんだ。

人が先で、自分はあと。

だから、「福は内」でなくて「福は外」。

「鬼は外、福は内」だったら、いつまでも戦いは止まないよ。でも、

「鬼は内、福は外」だったら、いつのまにか、どこもかしこも平和になっちゃうね。

いいね。いいね。うれしいね。ありがたいね。

も一度、言うよ。

「 鬼 は 内 !!

  福 は 外 !!!」

「So What ? 」それがどうした?!

1月 30th, 2016

YouTube Preview Image

 FBにマイルス・デービスの名言集があった。

私の講演にも、しばしば登場する。

若き時、武満の一音に創造性の意欲が搔き立たれたように、

マイルスの音にも、新しい生き方の彼方が開かれる思いだ。

それが、節々に語られる言葉に潜んでいる。

超一流のアーティストには、超一流の言葉が溢れ出る。

脆弱な文学には遺せない、言葉のスゴミがそこにある!!!

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  • Miles Davis
    マイルス・デイヴィス

    ジャズトランペット奏者。「ジャズの帝王」「モダン・ジャズの帝王」などと称される。

    国: 米国イリノイ州
    生: 1926年5月26日
    没: 1991年9月28日(享年65歳)

  • miles-davis[1]

 

  • 先に演奏するぞ、曲名はあとで教える。
    Ill play it first and tell you what it is later.
  • 失敗を恐れるな。失敗なんてないんだ。
    Do not fear mistakes. There are none.
  • そこにあるものではなく、ないものをプレイするんだ。知っていることではなく、知らないことをやる。変化しなければいけない。それは呪いのようなものだ。
    Dont play whats there, play whats not there. Dont play what you know, play what you dont know. I have to change, Its like a curse.
  • オレにとって、音楽も人生もスタイルがすべてだ。
    For me, music and life are all about style.
  • すべて学び、そして忘れろ。
    Learn all that stuff and then forget it.
  • 伝説というのは、過去の業績にしがみついている老人のことだろ。オレは今でも現役だ。
    A legend is an old man with a cane known for what he used to do. Im still doing it.
  • 自分自身の何かを創造している時は、限界なんてない。
    When youre creating your own shit, man, even the sky aint the limit.
  • オレの未来は、毎朝起きた時にはじまる。
    My future starts when I wake up every morning.
  • どんな種類であれ、いい音楽はいい。
    Good music is good no matter what kind of music it is.
  • 音楽における自由というのは、自分の好みや気持ちに合わせて、規則を破れるように規則を知っている能力だ。
  • 必要なのは才能じゃない。練習、練習、練習、それだけだ。
  • オレは、楽な生き方には興味はない。

 

milesdavis[1]

 

  • オレみたいに何か新しいことをやろうとする人間は、無視されるリスクをいつも背負っているんだ。
  • ジャンルというヤツは嫌いだ。そんなもの、音楽には関係ないだろう。
  • 明日に向かって何もしないなんて、オレには耐えられない。
  • 人生は変化であり、挑戦だ。
  • オレは現状に甘んじる人間は好きじゃない。常に前進し、変化を求める人間が好きだ。
  • オレは、地球上で最高のサウンドは人間の声だと思っている。だからシンガーが歌うようにトランペットを吹いている。
  • 音楽は、それだけで何かを語るものだ。
  • 相手の音楽を理解するっていうのは、その人間を理解するってことじゃないか。肌の色なんて関係ない。
  • 音楽は競争じゃない。協調だ。一緒に演奏して、互いに作り上げていくものなんだ。
  • 他人が何か言ってきても、重要なことでなければ、「勝手にしやがれ」と言うことにした。それからというもの、オレの人生はスムーズに転がりはじめたんだ。
  • 毎日一歩ずつ前進するように、がんばり続けるだけだ。そうだ一歩ずつだ。
  • 人間だったら自分の気持ちに正直に生きるべきだ。好きなら好きと言えばいい。

   気に食わないのなら、そう言えばいいんだ。オレは妥協も我慢もしない。

 

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  • まずは教えてやることだ。今度は、それが自分に返ってくる。
  • すべての芸術的表現における創造性や才能には、年齢なんてないんだ。年季はなんの助けにもならない。
  • 自分は自分のやり方でやらないと。誰のコピーもしちゃいけない。
  • 終わってしまう前に、終われ。
  • 音楽は何より雄弁に物語っている。言葉や説明はいらない。そんなもので補足しなけりゃいけない音楽なんてオレには意味がない。
  • その時に起こりつつあることに対して、オープンじゃないといけない。
  • 時代は変わったんだよ。やりたいようにやっていい。
  • すべてが目標に向かっての勉強なんだと自分に言い聞かせていた。
  • グループを作る場合は、いろいろな人間を混ぜないと駄目だ。持ち味ってもんが違うからな。
  • 何かがおかしくなりはじめた時に指摘してくれる人間を人生で一人でも見つけられれば、とても幸運だ。
  • 自分の手の内を一通り出してしまったら、今度は違うことをやれ。
  • あいつみたいになる。あいつよりうまくなってやる。なんてそんなことに囚われてはいけない。

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  • 規則どおりにやってうまくいかなければ、規則を破ることだって平気でやった。
  • 試練はいつだってオレを10倍強力にするからな。チャレンジするのは大好きだ。
  • 誰だって、いつもと違うことをやらなければならない状況に置かれたら、特別な考え方をしなきゃならない。

   もっと想像力を働かせ、創造的にも革新的にもなって、冒険をしなきゃならない。

  • 偉大なバンドを作り上げるためには、全員の犠牲が必要で、それなしじゃ何も起こらない。
  • ふり返るな。謝るな。説明するな。同じことを繰り返すな。
  • いちばん大切なのは、自分だけのサウンドだ。それがない限り、どんなメロディを演奏しても意味がない。
  • 同じところなんかにずっといたくない。

   クリエイティブなことができないなら、死んだ方がましだ。生きてる意味がないじゃないか。

  • 立派なジャズを演奏するには、実際の生活や経験を通じてはじめて身につく、人生に対する理解とか感情といったものが必要なんだ。
  • 自分が重要と思わない限り、他人がどう思おうとオレには関係ない。
  • それがどうした?
    So what?

                       – END –

A Quartet In The Studio

「トークバトル」2016の幕開け

1月 28th, 2016

トークバトル

 

すでに、2週間も過ぎてしまったが、16日の土曜日。

2階の講話室、40人満席のところ、20名以上詰め込んでのすし詰め状態。

熱気でムンムンする中、窒息するのではないか、というほどの熱い息。

それもそのはず、揃いも揃ったメンバーが4名。

大貫妙子さんがトークに加わる決定が、2,3日前に。

それで又、キャンセル待ちの電話が鳴りっぱなし。

申し訳なく、断る一方で、止む無く会はスタートしました。

 

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論陣を切って阿部一理さんのトークは絶妙で聞かせる。

何せ、15,000回の講演はギネスもの、最早名人芸である。

次の日の青果組合のセミナーも大好評であった。

 

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三枝龍生氏の講話は、ここでは初めて。

野口整体や気功、合気道、マクロと踏襲された話は迫力と説得力があり、

さらにカタカムナも加わり、みな惹き込まれて、次の会を望むや切なり。

 

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次の安藤豪敏さんは、林業家でモンゴルなどの緑化が夢。

苗木は直根を大事にせねばならないと説く彼の話から、

それは、農大の山寺教授の説であることが判明し、

あの古琴の山寺女史のご主人のお父様であられた。

縁は、身近に縦横に繋がっていることに驚く。

 

トークバトル 1

 

最後に、大貫妙子さんの登場。フアンも多くいらした。

三枝さんとは、中学の時から親友付き合い。

共に、気が合った仲で、今日ま続いた。

生体の不思議、食の重要性など、まほろばとの関わりなど話された。

こんな面白い掛け合いのゴールデントークショーも、なかなか見られないだろう。

又の再演をみなさま望むや熱く、

これからの新しき時代を切り開く扉となる予感がした。