福島からの報告と映画
7月 16th, 2015先日、福島原発付近の視察と有機農業実践者の交流会に出席しました。
何とも、この遣る瀬無い気持ちは言い様もなく、後日報告させて戴きます。
それに先立って、「フタバから遠く離れて」の上映会と、
元双葉町町長・井出川さんのお話を聞く会が開かれます。
詳細は、上下のお知らせをご覧下さい。
是非、時間のある方は、出席されてくださいませ。
まほろばに、チケットをご用意させて戴いております。
先日、福島原発付近の視察と有機農業実践者の交流会に出席しました。
何とも、この遣る瀬無い気持ちは言い様もなく、後日報告させて戴きます。
それに先立って、「フタバから遠く離れて」の上映会と、
元双葉町町長・井出川さんのお話を聞く会が開かれます。
詳細は、上下のお知らせをご覧下さい。
是非、時間のある方は、出席されてくださいませ。
まほろばに、チケットをご用意させて戴いております。
(まほろば編集部 島田 浩)
熊本で無農薬のお茶を栽培している正木高志さん。
この方、ただのお茶農家さんじゃないところが素敵で、若いときからインド哲学に浸り、アメリカのモンタナ大学で環境倫理学の教鞭をとったことも。
30年前に自分で家を建て、畑を起こし、山に木を植え、原発問題や環境問題、憲法の問題等にも多くの提言をされています。
正木高志(マイサ)、チコさんご夫妻
今回の講演のテーマは、ずばり「empty sky」。そう、正木さんの新著の内容を、より深く語ってくださいます。
まず最初は9.11と3.11にまつわるグローバリズムの影の部分の話。
今の私たちの世界がこんなにもおかしくなってしまった理由を、実に明快にあぶりだしてくれます。
そして次に、先月のまほろばだよりでご紹介させていただいた非二元論と非暴力の話。
それは、この世界がすべて一つにつながっている真実に基づく、私たちの新しいあり方、それぞれのイノチがありのままに輝く生命観、世界観が描かれます。
3月に訪問の際には、ご家族皆さんの楽しいコーラスを聞かせて頂きました。
実は先月のお便りには、その9.11と3.11の章を掲載する予定でした。
ところが、正木さんから、そうではなく、ぜひ非二元論を掲載してはどうかとお申し出がありました。
ここは、本全体の中の要の部分になり、起承転結を考えても、正直掲載するのはもったいないと思うほどでした。
しかし、正木さんはきっと、未来への希望を抱かせてくれる、その本質的な生命哲学を、皆さんに知って頂きたかったのだと思っています。
そして、7月14日(火)当日、ぜひ、正木さんのお話を、生で、その思いとエネルギーを、感じていただければうれしいです。
今の世界は、どうしようもない窮状の様に思えるかもしれませんが、きっと変える事が出来ると思える、そんなお話が聞ける事と思います。
そして、それは、いのちの海と一つにつながる、私たち一人ひとりから、はじまるのです。
今回のイベントがそのきっかけになれば幸いです。ぜひ、ご来場下さい。心よりお待ちしています。
¥2700/kgという、例年の2倍の高値。
庶民にとって、高値の花。
入福さんで無理矢理、押し付けられて買う羽目に。
余りに高いので、時鮭並みに値付け。
それでも、2切れ¥680。
塩の紅鮭も入荷。当然、例年の倍の値段で、誰が買うのでしょう。
年末の「手塩紅」をどうしようかと、頭を抱えています。
何事にも、裏事情があって、
ロシア側では、定置網側の権力が強く働いて、流し網を抑え付けた形であるとか・・・・。
さらに深い内部事情や抗争もあったのでしょう。
しばし、眺めて見るしかありません。
根室漁協の曳田理夫参事(57)は「競り値は2倍だが手放しで喜べる状況ではない。操業期間が半減し、しかも1カ月遅れの出漁で漁期を逃している。全船赤字になるだろう」と見通しを語った。【本間浩昭】
発酵仮面こと小泉武夫先生認定の北の「新発酵仮面」が出現!!
山海料理の居酒屋『酔心/よいごころ』の宮川勝正さん。
ちなみに、お店は東区北22条8丁目 Tel 011-723-8328
入福水産の加藤専務(「手塩紅」鮭で御馴染みの)の小樽の先輩の店ということで案内された。
現代的に洗練とはいえないが、ちょっと古めかしい佇まいに、少し不安も隠せず。
しかし、次から次に出される珍しい発酵食品に、本物の発酵仮面の顔色も変わったほど!?
先ずは、活魚を〆て平目の刺身が出てくる当りから・・・・・・・・・・。
ご主人、釣り好き、山好きで、なんでもござれ。
① さばの切り込み
ニシンの切り込みは聞いたことがあるが、この手は初めて。何でも八戸の脂の載ったもの。
それを、3ヶ月漬け込んでいるというから、ただの味ではないのだ。
② ほっけの切り込み
中身が、溶け出してトロトロになったツユ状のもの。何か、なれ寿司の液体化したもののよう。
ウエツツとなりそうだが、一味舐めてビックリするようなコクと深み。
ほっけの魚醤である。刺身のタレにもってこい。
③ いかの塩辛
余りに、当たり前すぎて、あえて書くまでもない商材。だが、違っていた。
献上昆布を粉にして入れていた。麹に味噌を加えた。
えらい違うのだ、ビックリ、旨い。
④ 紅鮭の山ぶどう漬け
このアイディア初めて!インスタントでワイン漬けならぬものもあるが、
これはしっかり漬け込み3年間。この色と味は、なかなか出ないぞ。深みが違う!
⑤ うどの味噌漬け
これは、スゴイ!味噌を樽ごと、山に持って行き、採った順から味噌に漬け込んでゆく。
すると、皮を剥かないでも、アクが回らず、
馴染んで反って旨くなるという代物。これも3年。
色も味もお見事!これは絶品。
⑥ 発酵ドンブリ
これらを茶碗に御飯を盛り、上にかけて、貪り喰らいつく!!
その様子を、先生が実演して見せてくれる。
まさに、極楽昇天してゆく。
店は、見かけによらず、分からないものである。
最後まで、分からないものである。
人も、また同じか!
こうして山海を駆け回っている野人・宮川さんに、
さしもの小泉仮面も脱帽して、北の発酵仮面を命名した次第。(左のご仁)
チャンチャン。
最後に、小泉先生の秘伝を伝授。
味噌1kgを塩水で溶かして、卵黄を三個入れて埋める。
それが、しばらくすると(聞き忘れた)、卵黄がイクラのように極味となる。
卵のイノシン酸と味噌のグルタミン酸で、得も言われない味になるとか。
お試しアレ。
それと、NHK教育テレビ「土曜フォーラム」11日、17日に出演されます。
あの鯨問題、突き詰めてゆくと、最後の結論は、
人種差別に尽きるという事です。
先日の国会に呼ばれての先生の証言に、議員の認識が変わったと言うことです。
これから、どう出るでしょうか。
ムソーの小林さんは毎月、売り出しに東京から駆けつけてお手伝い戴いております。
もう7,8年にもなります。
本当にいろいろお世話を戴いて、それがお客様の笑顔に直結することとなります。
そのお蔭で、売り出しも盛り上がり、ビックリするようなお値段にもなります。
皆様も、店でお会いしたら、よろしくお伝えくださいませ。
小林さんとも、9月でお別れになります。
残す所、あと2回、名残を惜しんで・・・・・・・・。
素朴で純情で、いつも変わらないリマ化粧品の石井さんにお越し戴きました。
素肌がおきれいで、化粧品の必要がないと思うのですが。
現代の流行に流されず、染まらず、素のご自分そのままで我が道を行っております。
また、是非ともお手伝いくださいませ。
札幌で、お相手が見つかるかもしれませんよ。
まほろばは、独身軍団でひしめき合っていますので、どうぞお声をお掛けください。
今回初めての北九州の「シャボン玉石鹸」の松永さん、2日間、ご苦労様でした。
105年の歴史を誇る老舗。
無添加石鹸に切り替えてからの死闘。
ようやく、環境問題が取りざたされて、内外から脚光を浴びるようになった。
坂本龍一さんも応援団長。
今や、国内のみならず、海外からも注文が殺到!
これからは、世界のブランド、「SYABON-DAMA」になることでしょう!
熊本阿蘇の「アンナプルナ茶園」の正木ご夫妻が、
14日に、まほろばでトーク&コンサートの夕べを開催します。
今、日本における精神の支柱のような方である正木さん。
実践哲学者として「empty sky」のお話で、
私達の心の扉を開いて、…
無窮の空の彼方へ誘ってくれるでしょう。
今日から31周年創業祭!
昨年から1年も経ったのですね。驚くべき月日の早さです。
この記念日に、あの発酵学者・小泉武夫先生が、お祝いに駆けつけて下さいました。
ありがたいことです。
先生は、まほろばのパンが大好きで、家族のみなさまも楽しみにされているそうです。
昨晩、ご一緒したのですが、そこも発酵好きのおじさんがいて、大変勉強になりました。
報告しますね。
今晩6時から、駅前の佐藤水産で講演会があります。無料です。
是非とも、ご参加ください。
こだわりで、一本筋の通ったすし屋といえば、近所山の手の「すし処さっぽろ」さん。
そこのご主人、山口政友さんが逝った。
享年65歳。
私と同い年。そんな歳頃になった。
早い旅立ちだったが、幼年期に患った何かの結核菌(?)がこの歳に再発したという。
詳しくは聞けなかったが、難病だったという。
無添加、有機米、天然魚・・・・・、実に拘っていて、まほろばでも仕入れて頂いた。
養殖魚は一切使わず、醤油は魚の真味を損なうといって、稚内の天然塩だけで出していた。
おそらく日本でも、飯尾醸造のプレミアム生米酢を使っている所は、ここしかないだろう。
その生一本の筋金入りの職人気質は、何処にも、もうないだろう。
夜遅い寿司職人は、朝の市場へのオーダーはfaxで済ます処がほとんどだ。
ところが、山口さんは自ら早朝から出向いて、自らの眼で確かめて仕入れる。
決して人任せにはしなかった。
今でこそ、デリバリーが進化して、空輸の産直は日常になったが、
何10年前から、これを実践して、本物を追及して止まなかった。
戸井のマグロ300kgを1本買いして、何百万も払っている度胸と根性。
高級店にしては、東京などの値の1/2から1/3ほどだった。
好いものを、安くが身上だった。
北海道一のすし店が近所にあることは、おらが自慢であったが、
今日をもって、40年間の営業を終了する。
残念でならない。
最近の回転寿司の目覚しい進化振りは、驚きだが、
やはり鍛え込んだ職人の手触りの味は、何にもまして代え難い。
三姉妹のお嬢さんと最愛の奥様に見送られた家族葬のような無宗教の祭儀に参列した。
何ものにも捉われない純粋無垢の気持ちが届く爽やかな、
これほどの葬儀を観たことがなかった。
それは、とりもなおさず山口さんの生ざまそのもののようだった。
「アルケッチャーノ」の奥田シェフと共に、山口オーナーの握りに堪能する。