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  今から水不足 

夏日が続いたかと思うと、急に肌寒くなったりと、不安定なお天気が続いて、作物もびっくりしています。
 今年は雨量が少ないので、作物に必要な水やりは、沢からポンプで上げているのですが、真夏を待たずして、もう水が干上がってしまいました。
長いこと雨が降らないと言うこともなく、適当には降っている感じなのですが、降る量が少ないのでしょう。例年なら、真夏にキュウリやナスの水がなくて困るのですが、今年は、半月も前から水が溜まってくれません。

   

 

これからは、近頃の若い子はなどとイッパひとからげに言わないようにしなくっちゃ。彼女、何でもお友達と二人で、世界中ヒッチハイクして来たとか、最後は、チベットの人里離れた誰も行かないような所ヘも命がけで登って、二ヶ月もすごして来たとのこと。求道の人なのだ。 こんな元気の良い真面目で情熱的な若者が、逞しく生きていけるような社会を、作って行けなければ、日本の未来はありません。そう思うこの頃です。 よーし!補助がなくても絶対採算の取れる有機農業を目指すからね〜!!何事も実績が大切、農水省も納得できるような有機モデル農園になれるようにがんばりマース。皆さんも応援してくださいね。

 

初出荷、カリフラワー、ブロッコリー  

 毎年、少しずつカリフラワーやブロッコリーを作って見るけれど、いつもアゲハチョウの幼虫が、うじゃうじゃついて、虫はお友達などと言っている私も、さすがにキャーと寒気がするほどでした。

   

 

キャベツは青虫がつくけれど、それほどひどくはなく、外皮をむけばかろうじて商品になりました。どちらにしても、キャベツ、白菜などの結球野菜をチョウが産卵する夏に作るのは大変むつかしいのです。ところがです。今年は皆無と言ってよいくらい虫に食べられていないのです。何も特別なことはしていません。0−1テストで福田くんが肥料と水の管理をていねいにやっているだけなのです。これらの野菜は、水分管理がとても大切だと言う事を発見したからです。

 

   

冬キャベツが作りやすいのは、水管理しなくても、しとしとと降り過ぎる位に降ってくれる秋雨が育ててくれているのですね。それに寒くなれば、チョウもいなくなるし・・・。  でも、失敗を恐れて多く作っておりません。カリフラワーは、甘くてとてもおいしいので、これが本来のカリフラワーの味なんだとびっくり。

 

   
ブロッコリーは、苗を作ったのですが、忙しくて定植が遅れて、株が繁るヒマがないうちにトウが立ってしまい、小さい物しか取れませんが、味は抜群です。見た目のみすぼらしさに惑わされる事なかれです。キャベツと白菜は、7月の大感謝祭が終わった頃から出荷になると思います。
   

 

青虫のえさになれるかな?   

 ある方から、子供さんが青虫を育てているので、農園のパセリの葉っぱがあったら欲しいと言われました。今年は農作業が遅れて、パセリはまだ植えたばかりなので、キャベツをあげることにしました。でも、青虫は栄養バランスが悪くて、弱っている葉っぱが好きなので、今年のように上手に出来た葉っぱ、青虫さん喜んでくれるかしら?青虫さんは、“まず−い“と言うかもしれませんね。出来るだけ虫に食べられた所を選んであげました。後でどうだったか教えてくださいね。

 

   

キュウリも初出荷(7月5日より)   

 これは、早出し用にハウスで作りました。ハウスと言っても、夜も昼も上も下も玄関もみな開け放して出来るだけ自然にしています。今年のキュウリは、ハウスも露地も今までで一番すこやかに育っています。今年の果菜類(ナス、トマト、キュウリ、ピーマン、シシトウ、なんばん、ズッキーニ、かぼちゃ、スイカなど)の苗はすべて自家採取、自家育苗ばかりです。一部、F1(一代交配)から自家採取した種も、その中から福田君に、0−1テストで免疫系でプラス反応になる生命力の強いものだけを選んでもらったところ、7代も選抜しなくても普通にまともな苗ばかりでした。もともと、F1を使う場合も、種苗メーカーのカタログの中から0−1テストして合格するものだけを選んでいるのです。

 

   

なぜ、在来種だけを使わないかと言うと、必ずしも在来種が良いとは限らないからです。皮が硬かったり、味が悪かったり、木ばっかり大きくて、実のなりが悪かったりするのです。品種改良されて来たものの良さと、在来種の良さを自然に交雑させて、さらに良い物を作りたいからです。それも、植えて出来てみて選抜するのではなく、植える前に0−1テストで選抜すると、短期間で病気に罹りにくくて、味のよいものが取れるのです。

 

   

高価な接ぎ木苗は味が悪い  

 もともと、どうして接ぎ木苗を作るようになったかと言うと、農薬や、化学肥料で地力が弱り、ナスやきゅうり、スイカなど作りにくい野菜が育たなくなったからです。まほろば農園のある、小別沢の近在農家でさえ、土が疲弊して、ピーマンでさえ育ちにくくなっているそうです。そこで、どこにでも育つ、かぼちゃや、かんぴょうなどのような丈夫な野菜に接ぎ木して、悪い土地でも育つようにしたのです。人魚のように、上がきゅうり、下がかぼちゃと言う訳です。でも、しょせんはかぼちゃ、味は落ちてしまいます。ですから、本当は、上も下も正真証明のキュウリの方がおいしいに決まっているのです。言うなれば、キュウリの形をしたかぼちゃを食べているのですから。大切なことは、接ぎ木することではなく、接ぎ木しなくても育つように、病んでしまった土を元の健康な土に返してあげる事なのです。そう言うわけで、まほろばの苗は、すべて接ぎ木はしておりません。と言うよりも接ぎ木の仕方さえ知りません。それでも土さえ健康で、キュウリに合った肥料設計をしてあげれば、十分育つのです。特別な事は何一つしなくても。

   

現在、出荷中の野菜たち   

 おいしかったレタス類は、一時終了し、(果菜類の定植が忙しくて、次のレタスを植えるヒマがなかったのです)。これからは、  三つ葉、水菜、ちりめんカラシ菜、春菊、しろ菜、エンダイブ、絹さや、スナップエンドウ、にんにくの芽、ターツァイ、おおば、ラディシュ、小松菜、ハーブ(ミント、セントジョンズワート、バジル)等、良質のものが出荷できる予定です。

   

こかぶ、ホーレン草、大根菜、も、そろそろ、しばらく終わりです。大根は、大感謝祭あたりから、少しずつ出荷でき、しだいに、全量、供給できると思います。大平さやインゲンは、感謝デーの終わった頃からになります。  

パワー抜群、にんにくの芽   

 盤渓、我満さんのにんにくの芽も終わり、今は、まほろば農園の物が出荷中です、ベーコンや、バラ肉と炒め合わせて食べれば、元気もりもりです、一年に一度、短期間に終わってしまいますので、臭いを気にして、チャンスを逃さないで下さいね。にんにくの代わりに、カレーライスにたっぷり入れてみたら、極上のカレーが出来ました。  

 

   

セントジョンズワートってなーに?   

 これは、抗ウツ効果のあるハーブと言われております。ウツでない方も、パソコンやりすぎたりした後は良いかも・・・生でサラダにいれたり、お茶にして飲んだり、陰干しして、お茶にしたり、色々工夫してみて下さいね。     

       
       
     

2006年7月号

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