発芽しなかった黒もちとうきび
去年は1000本以上も売れた黒もちとうきびですが、今年はちょうど種まきの時期に乾燥が続き、とうとう発芽しませんでした。
とうきびを植えているところは潅水設備のないところで、今年は早めに植えたサニーショコラやカクテルも発芽が悪く、多くを期待することはできません。
黒もちとうきびについては、去年まほろば農園だけでは足りなかったので、余市の方が作っていることが分かり、店長に仕入れてもらいました。
今年も店長に仕入れてもらえないかと思っています。
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花豆はなんとか収穫できそうです。 |
豆類について
花豆はどうにかとれそうですが、晩生(おくて)のだだちゃ豆や黒豆は、播いた時期が悪く、2回も播きなおしたけれど発芽が悪く、来年への種を確保したら多くは残らないようです。
苗を作って定植すると、少しくらい雨が降らなくても確実なのですが、定植が大変なので、手抜きしてしまい、失敗しました。
毎年雨が少ないといっても、こんなに少ないことはないので、直播きでもどうにかうまく行っていたのです。
小豆も発芽が悪かったのですが、大量に植えたのでどうにかなりそうです。
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スベリヒユの中で生育する小豆。
普通の畑とはちょっと違った様相です。 |
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抜群においしいトマトたち
ハウストマトは、大分上手に作れるようになったのですが(味良くという意味)、露地のトマト類は、水分の調整ができないので、なかなか難しいものがありました。
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他の野菜には過酷な旱魃ですが、水気を嫌うトマトにはちょうど良い気候でした。 |
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ところが、旱魃のおかげで身がしまり、0-1テストで栄養バランスもバッチリなので、ハウスと同じような味のトマトになりました。
露地の方が味にパンチがあって、それ以上かもしれません。
ハウスではトマト、露地ではミニトマトとスタピストマトを出荷中です。
このお便りが出る頃にはトマトも出来ていると思います。
ただ甘いだけではない、0-1テストで設計された、酸味も甘味の強く複雑で品のある新鮮な味が魅力です。
でも、この味は何時まで続くでしょうか
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露地はお盆過ぎて、雨が多くなってくると水っぽくなり、だんだん味が落ちてきます。
今のうちに、おいしいトマトをぜひ味わってくださいね。 |
にがいきゅうり
うわっ! 苦い!!!
今年のきゅうりは時々苦いことがあります。
ちょっと心配していたことが起きました。
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ちょっと心配していたことが起きました。
きゅうりは、特殊なきゅうり(四葉など)以外は、固定種が少なく、自然農法のものでも交配種なのです。
(種とりすると、前と同じものが出来ません) |
昔のきゅうりは苦かった
何故、現在のきゅうりがほとんど交配種かというと、在来型のきゅうりは苦味とか、ちょっと舌がしびれるような感じがあったりします。
昔のきゅうりは苦かったのを覚えておられる方もあると思います。
恐らくきゅうりの原種は、もっと苦かったのだろうと思います。 |
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この苦味自体は、にがうりのように抗酸化作用や胃腸を整える働きなどがあって、生理的には有効で、夏バテにはよいのですが、味覚的にはあまり喜ばれないので、だんだん品種改良されてきたのです。
それでも在来種は生命力が強く、病気に強いので交配するときには、片親は苦味のある在来種を使うことが多いと思います。
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福田君の強い希望で植えられた苦瓜(ゴーヤ)。農園初出荷近し! |
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もちろん、次の代には苦味が優性遺伝しないように考えて交配するのですが、、次の次の代や、それ以後の代には現れてくることがあります。
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何時の日か農園オリジナルのきゅうりが登場するかもしれません。
お楽しみに! |
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先祖帰り
まほろば農園のきゅうりは、自家採種を続けているので、隠し持っていた劣勢の遺伝子が表に出てきたのだと思います。
こういうのを先祖帰りと言うそうです。どの株が苦味があるのか、今、手当たり次第に味見して、苦味のある株を抜き捨てるつもりです。
苦かった方、申し出てくだされば代替品を差し上げたいと思います。 |
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まほろばが、おいしくて、病気に強い、生命力あふれる、安定した固定酒のきゅうりを作り上げるまで、ご協力戴ければありがたいと思います。 |