|
今年の春は気温が高く、降雨量が少なかったせいで、早くに菜の花が咲いてしまい、小松菜なばなはそろそろ終わりです。
白菜なばなはもう少しとれると思いますが、長くはとれないでしょう。
|
去年はなかなか根雪にならず、秋に植えた野菜は何時までも寒風に晒されて溶けたり凍ったりを繰り返していましたので、とても春までは残らないかも知れないと心配していました。
一昨年は根雪も早かったのに、小さな株の小松菜は春になると跡形もなく消えていたからです。
ところが、今年は発芽して間もないような株まで生き残り、元気に育ってくれました。
年々種も土もパワフルになっているからだと思いますが、種の影響の方が大きいかもしれません。
|
|
去年は多く生き残ったF1種のキャベツが、今年は生き残らなかったからです。 自家採種万歳です!!
雑種強勢万歳!!!
とってもパワフル。
まほろばオリジナル雑種の小松菜 |
|
白菜も自家採種で、いろんな種類の白菜の雑種ですし、小松菜もチンゲン菜や茎立菜、油菜等との交配を8年位かけて、次第に小松菜主体に選抜育成したものです。
これは、小松菜というよりは、まほろばオリジナル雑種と言った方が良いかもしれません。
|
ところが、数年前、まほろばオリジナル雑種と書いて販売してみたところ、さっぱり売れません。
それで、今度は小松菜と書いて販売したら良く売れました。
|
|
きっとお客様は得体の知れないものより小松菜と言われた方が、食べ方も分かるし安心されるのだろうと思いました。
でも、やっぱり、自家採種・雑種強勢は丈夫で、ただの小松菜ではありません。
|
トマト、ミニトマト等はF 1 種から自家採種
緑健よりおいしいトマトを目指して・・・。
さて、今年はどんな味に出逢えるでしょうか?
あと1週間で出荷となります。 |
|
果菜類も固定種・在来種は丈夫だけれど、美味しくないものや、皮の堅いもの、背丈ばかり高いもの、お客様が買って下さらないものなども多いのです。
小さい時から、自然食をさせて来た息子やまほろばの店主である夫ですら、私の作った在来種のアロイトマトより、緑健トマトの方が美味しいと言われた時には考え込んでしまいました。
|
そこで考え付いたのが、美味しいF1種から固定種を作ることです。
F1種が発芽してまだ葉が出揃ったばかりの頃、一本一本0−1テストして、生命力の強い丈夫な苗だけを残して、何年かそれを繰り返していると、何時の間にか(3年位で)固定種になっていました。
秋口になって雨ばかり降り続くようになると、さすがに露地トマトは味が落ちてしまいました。
去年の夏は雨が少なく最高においしい自家採種・桃太郎ファイトが出来ました。
桃太郎ファイトは、もともととても味の良い品種ですが、この品種は病気にかかりやすくて収量が少ないので、プロでも失敗しないで量をとりたい人は作らないそうです。
ましてや露地で無農薬となると大変難しいそうです。 |
暖かな春の日差しを浴びる、
定植後間もない露地トマト
|
|
|
確かに2〜3年は途中で尻腐れ病が出たりして苦労しましたが、0−1テストで選抜育成を繰り返し、必要なミネラルも多く入れてあげたので、今はとても丈夫になりました。
|
今年は発芽の時以外はすべて無加温で育ちました。
育苗後期になっても、0−1テストで窒素成分はいらないと出るので、ミネラル分以外は、何もあげていません。
今日(5/8)から露地に出して、日光浴させています。
苗木販売の時(5/16〜)には、きっとがっちりした、もっと丈夫そうな苗になると思います。
今年のなんばんの種を更新しました。
なんばんは温度が高いほど辛くなりますが、去年は熱すぎて乾燥しすぎたせいか、激辛も、なんばんも、すべて激辛になってしまいました。
長年自家採種を続けて来たなんばんではありますが、また自家採種の種を植えると、激辛なんばんになると困りますので、仕方なく固定種専門の野口種苗から新しく種を買いました。 |
|
2〜3年前には、冷夏で、激辛なんばんが何も辛くないと言われていたので、去年は苗の時から高温にしたせいもあると思います。
なかなか難しいものです。
ニューフェイス、そら豆君
今年は今まで作ったことのないそら豆に挑戦してみました。
発芽しかかったところを、ネズミ君に大分食べられてしまいました。
そら豆は発芽が難しいといわれているのですが、ほとんど発芽してくれました。
畑にも定植が終わり、今のところ順調に育っているようです。
よく実の入った塩ゆでそら豆は、本当においしいものです。
ビールが飲みたくなるほど、おいしいそら豆ができますように!
面積拡張、第5農場
第4農場の隣に、広い広い牧草地がありました。
ここ2〜3年は、牧草も刈らず、放任されているようでした。
25年間も、農薬も肥料もあげず、石灰だけまいて牧草を刈っていたそうです。(ばんば馬を育てていたのです)
|
今年からその牧草地をお借りすることができ、2.6ヘクタール(2町6反)増えて、合計でまほろば自然農園は7.6ヘクタール(7町6反)になりました。
ところが、その牧草地、大小の石ころだらけで、本店の店長が悪戦苦闘してくれましたが、まほろばのトラクターでは耕すことができませんでした。
|
本当にご苦労様でした。
そこで、ずい分大きな機械を頼んで、やっと耕すことができました。
何を植えるにも、石をよけたり、牧草をよけたりで、ずい分時間がかかり、大変なところを借りてしまいました。
しかし、石の多いところは、遠赤外線効果でよいものができると聞きます。
おいしいかぼちゃや西瓜ができることを願って、スタッフ一同がんばるしかありません。
期待なさらず、お楽しみに!!
|
|
農園スタッフ一同、毎日懸命に働いています。応援よろしくお願い致します! |
|