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                                 7月の札幌の日照時間は平年の40パーセントとあって、その上雨が多く、露地は中々味も色ものってくれません。 
                                 
                                 
                                その上、大雨の時、ハウスのサイドと、サイド上の窓を閉めるのを忘れたので、ハウストマトも雨がしっかり入って、乾くまでややかかりそうです。 
                               
                              
                                
                                   これから、少しお天気が続けば、8月の感謝デーあたりには少しは美味しくなってくれるのではないしょうか? 
                                     
                                     
                                    一番果(一番下の段につくトマト)は例年あまりおいしくないのですが、それにしても、水っぽい感じがします。 | 
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                                    | 
                                    一番果は着果しにくいので、農家の人たちは、トマトトーンというホルモン剤を使うのですが、まほろば農園では、毎年何もしなくても一番果が止まるので、どうしてトマトトーンを使うのか分りません。 
                                      
                                     
                                     きっと、トマトが病気にかからないように、ハウスを出来るだけ開け放して管理しているので(前後のドア上のビニールも取っています)、風が通りやすくなっているせいがあると思います。 
                                     
                                    トマトの花は風媒花でもあるので・・・ | 
                                 
                               
                                 
                              
                                 
                                   
                                    
                                      
                                          | 
                                         また、農薬とかも一切使わないので、まほろば農園は、虫や昆虫など小動物の楽園になっており、受粉の手助けをしてくれる蜂たちも多いのです。 
                                          ハウスは、開けられるところはすべて、昼も夜も開け放しているので、蜂はいつでも入って来られるようになっています。 
                                         | 
                                       
                                     
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                                 ところが、蜜蜂やマルハナ蜂やアブばかりでなく、 おっかないスズメ蜂も多いので、できるだけ仲良くおつきあいするようにしています。 
                                  
                              
                                
                                  |  つい先日には、市の職員の方が仕掛けたワナに狸がかかり、動物大好きの福田君が、早速写真に収めてくれました。 
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                                    | 
                                 
                               
                                
                               
                              
                              ・大玉トマト (桃太郎ファイト・優美)  
                                ・中玉トマト  (フルティカ=赤・イエロー・オレンジ)  
                                ・ミニトマト (チャップリン=赤・子桃=楕円形、赤・イエロー)  
                                ・調理用トマト(シシリアンルージュ・サンマルツァーノ) 
                                 
                                 
                                 
                               
                              
                               以上、すべて自家採取ですが、長年自家採取しているもの(桃太郎ファイト・チャップリン・ミニイエロー・サンマルツァーノ)は、一応元の名前をつけていますが、今まで作ってきたトマトが多少交配したり、F1種から自家採取したものは、先祖帰りしたりして、雑種になっている可能性があり、正確にはまほろばオリジナルトマトなので、いずれ、オリジナルネームをつけてあげたいと思っています。 
                                 
                               
                              
                                 
                              
                               中玉トマトは一般的に糖度が低いのですが、去年は、赤い色のフルティカは生でおいしく食べられる程度に出来ました。 
                                 
                                ところが、イエローとオレンジは大しておいしくもありませんでした。   
                                余りにも売れ残るので、火を通してトマトスープを作ってみてびっくり!!!酸味も甘味もしっかり出て、桃太郎ファイトで作るのより、味が深くて美味しかったのです。見事に味化けしてくれました。 
                                パスタに使っても、カレーに入れても最高!  
                                 
                                 主人は、中玉トマトスープにヨーグルトと生クリームを入れて、最高の一品を作ってくれました。 
                                  
                                そういう訳で、売れないので、もう作るのを止めようかと思っていたのですが、あの味が忘れられず、今年も作ることにしました。 
                                 
                                 皆さまも、調理用トマトとして、是非、お試しください。  
                                 
                                 
                               
                              
                                 
                                   
                                    
                                      
                                          | 
                                         無農薬では中々作りにくいと言われているきゅうりが、今年は大豊作でどんどん取れるようになりました。 
                                          太陽が少ないので、味は少し薄いようですが、歯ざわりは抜群と思います。 
                                          そのうちもっとおいしくなると思います。   | 
                                       
                                     
                                   | 
                                 
                               
                               種類は上高地、味一角、バテシラズの3種類で、上高地と味一角が早どり用で、バテシラズが晩生種ですが、上高地と味一角を植えるのが遅くなり、バテシラズとあまり変わらなくなってしまったので、全部ほぼ同時に出来るようになってしまいました。 
                                 
                                全種類自家採取です。 
                                 
                                 上高地とバテシラズは、自然農法のタネ(F1種)を買って、まほろばで自家採取を更新し、固定種に仕上げたものです。 
                                 味一角は丸種種苗と言う一般の種苗店のカタログを見ていて、0−1テストしてみると、大変パワフルで、免疫力も高いので作ってみました(0−1テストで良いものは、例外なく自家採取できるようです)。 
                                 
                                 
                                 味一角は着果力が一番あるので反収が上がります。 
                                現代のF1種は皆着果力があり、耐病性があるように品種改良されているのですが、味の事は重視されて来なかったので、たくさん取れるけれど、味の良くない場合が多いのです。 
                                 
                                 
                               
                              
                                
                                    | 
                                   でもそれは肥料設計による所も大きく、まほろば農園で作っていると、段々味が良くなってくるようです。 
                                     
                                    遺伝子半分、環境半分というところでしょうか?   | 
                                 
                               
                                
                                 ところが、最近では、味を重視する生産者や消費者も増え、種苗メーカーも味を無視することもできなくなり、顔の見える関係でものづくりをする産直や直売場の生産者や家庭菜園の人たちのために、味の良さを追及した品種も作るようになりました。 
                                  
                                 
                                  味一角は、0−1テストすると、味が良く、耐病性があると出ました。 
                                味一角と言うネーミングも、なんとなくおいしそうではありませんか!! 
                                去年は今一つおいしくなかったのですが、自家採取して、2年目の今年はおいしくなりました。  
                               
                              
                                
                                   バテシラズは一番おいしいキュウリですが、着果率が最低で、生産効率が悪いので、味が良くて生産効率の良いキュウリを探していたのです。 
                                     
                                     
                                     バテシラズと味一角を交配させても面白そうです。  
                                    たくさん採れているので、感謝デーには大サービスする予定です。 
                                     
                                     
                                     
                                     
                                   | 
                                    | 
                                 
                               
                                 
                              
                                キュウリもピーマンも、これまでで一番良質で豊作です。 
                                ピーマンも感謝デーには大サービスする予定です。   
                                京ひかり、さきがけ、新さきがけ、自生の4種類がありますが、さきがけが一番肉厚で、肉詰めピーマンには、ジューシーで最高です。 
                                その次が自生、京ひかりと続き、新さきがけが一番肉薄になります。 
                                それぞれのお料理や、お好みに合わせてお選び下さい。 
                                全種類自家採取です。   
                                 
                                 京ひかり、さきがけは自家採取歴が長く(何年目か忘れました)、京ひかりはF1種を自家採取し続けて、固定種にしたもの、さきがけは、固定種のタネを買って、ずっと自家採取し続けているものです。 
                                  
                                 
                                 自生はもともと(財)自然農法国際研究開発センターが、落ちているピーマンが自然に発芽したものを育て、自家採種した種を買ったものです。 
                                それをまほろばが引き続き自家採種し続けて2年目になりました。 
                                 
                               
                              
                                 
                              
                               ナスは最初グングン伸びて大変元気そうだったのですが、途中、潅水チューブでビニールマルチの中に水をあげ過ぎてしまい(ちょっと管理がたりませんでした)、酸欠になって病気になってしまいました。 
                                  
                                やっと今持ち直して来たところです。 
                                一週間ほど一休みして(剪定したので)、また増えていくと思います。   
                                 
                                 
                                 味はとても良いのが自慢で、ナスも全種類自家採取です。 
                                黒べえ、神仙中長、サラダ茄子、ローザビアンカの4種類です。   
                                自家採取が長いのは、黒べえ、神仙中長、ローザビアンカで、サラダ茄子は2年目です。   
                                 
                                 ローザビアンカは、今年はとても上手に出来たので、一センチ位の厚みに輪切りして、フライパンにたっぷりの油と、塩、コショウを利かせて蒸し焼きし、最後にバターを落とせば、高級レストランの一品が出来上がり!!、 
                                トロリとした甘さは塩加減にかかっています。 
                                是非、お試しあれ!! 
                               
                               
                                 
                               
                              
                               インゲン、ササゲ、大平ササゲ、モロッコ、3色インゲンなど、つるあり種がたくさん取れてきました。 
                                皆、年季の入った自家採取です。   
                                しばらくの間、お楽しみ下さい。 
                                 
                               
                              
                                 
                              
                                 
                                   
                                    
                                      
                                         主人が韓国に行った時、分けてもらってきた、オーガニックの原種ニンニクと国内産のオーガニックニンニクを毎年半々に植えていたのですが、何時の間にか混雑し、韓国ニンニクの濃い紫色が移って、全部ほんのりとうす紫の外皮をまとっています。 
                                          これぞ日韓交流の極みです。 
                                           
                                          まほろばで扱っている韓国のりを、日韓交流の架け橋として日夜励んでおられる後藤社長に、このニンニクを贈ってあげることにしました。 
                                            
                                           
                                           我ながら良い考えです! 
                                          きっと感動してくれると思います。 
                                          主人の事を“心の友”と言ってくれているくらいですから。 | 
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                                         前々号で、無肥料栽培について、まほろばの考え方を色々と述べてみました。0−1テストによると、野菜は多少にかかわらず肥料が必要で(主としてミネラル)、まほろばでは、0−1テスト通りに肥料をあげて作ってきました。 
                                            
                                           
                                           ところが、2年前に、我が家の庭から移植したプラムとリンゴの木だけは、0−1テストしても、いつまで経っても肥料が要ると言わないので、やはり、果物は無肥料で出来る可能性もあると、結論を保留していました。 
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                                         その後、時々実験していましたが、6月下旬に、プラムの実がプラムのタネの大きさ位になった時、マグネシウムとカルシウムとカリウムとチッソ肥料が少し必要になりました。 
                                          プラムの回りだけ、軽く草を刈って肥料をあげました。   | 
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                              今年は実が付かなかったもう1本のプラムの木とリンゴの木は、今でも無肥料のままになっています。実をつけて大きく育てるのには、やはりエネルギーがたくさん要るようです。 
                                 
                                 
                                 
                               
                               
                              今、騒がれている農薬  ≪ネオニコチノイド≫ のご紹介」 
                               
                               
                              健康情報新聞 2010年7月18日 より 
                              
                               
                              ボランティアさんが原稿を書いてくれました。 
                              以下に御紹介いたします。 
                              
                                 
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                                         農園ボランティアです。 
                                            
                                           
                                          畑作業は小学校のジャガイモ植えしか経験が無く、農園に行けるのも休日だけなのですが、スタッフの方々は忙しい中、何もわからない自分に熱心に指導してくれます。 
                                          職員、研修生、パートの皆様、本当にいつもありがとうございます。   
                                           
                                           始めてから3ヶ月近くが経ちました。 
                                          興味をお持ちの方の参考になればと思い、仕事内容や感じたことなどを報告します。 
                                            
                                           
                                           農園ボランティアは曜日や時間に決まりがなく都合のいい時に参加できます。 
                                          自分は始業時からお昼までですが、9時からの方や午後からの方もいるそうです。 
                                          他の方と一緒になったのは数回しかないのでちょっと寂しいです。 
                                          農園だよりを読めばボランティアが一杯いるように思われるかもしれませんが、そんなことはありませんので、少しでも興味のある方は応募してみてください。 
                                            
                                           
                                           朝は収穫から始まります。開店に間に合うよう始業は早く、4月は7時でしたが収穫できる野菜が増えるにつれて6時になり、8月には5時になるそうです。 
                                          収穫が終わると移植、種まき、草取り、肥料やり、支柱立て、くい打ち等の作業になります。 
                                          移植、種まきには軽作業というイメージがありましたが、実際にやってみるとしゃがんだ姿勢で隣の作物を踏まないようにまっすぐ動きながら、植える深さや間隔に気を遣わなければならないので結構大変です。 
                                          肥料蒔きは15キロ以上の肥料を背に負って畑を歩き回るのでかなりいい運動になります。 
                                          作業分担は体力や体調を考慮してくれるので、ご年配や女性の方は安心してください。 
                                            
                                           
                                           お店への配送を終えたスタッフが戻ってきたらミーティングが始まります。 
                                          ミーティングでは作業予定や方法の確認するのですが、意外だったのはジャンルを問わず日頃感じたことなどの発表もあることです。 
                                          発表は長くなることもあるので、時間がもったいないのではと専務に訊いたことがあるのですが、「いったん作業が始まったら話もなかなか出来ないので、一緒になって話したり考えたりする時間を大事にしている」とのことでした。 
                                            
                                           
                                           
                                            農園に来る度に作物の成長の早さに驚いてます。 
                                          一週間見ないうちにあっというまに大きくなってます。 
                                          毎度浦島太郎の気分です。とりわけ最初に植えた数センチの絹さやが今では自分と同じ背丈で、実が店頭に並んでいるのには感慨深いものがあります。 
                                          手のひらサイズだったカボチャも躍動感にあふれるツルと葉で畑を所狭しと覆い尽くしてますし、雑草は取っても取っても生えてきます。 
                                            
                                           
                                            今まで何気なく手にしていた野菜でしたが、店頭に並ぶまでの大変さを知ることができよりいっそう美味しく感じてます。 
                                          よく一緒に買い物に行く“まほフレ”からは 
                                          「ただでさえ高い野菜を自分で汗水たらしたあげく買うなんて信じられない」と 
                                          からかわれますが…、 
                                          汗水流したからこそわかることもあるんだなぁ。   
                                          山すそにある農園は自然も一杯です。 
                                          畑の中で森林浴ができます。 
                                           
                                          鳥もいっぱい来ますし、今はセミにキリギリスの合唱が楽しめます。 
                                          春先のタンポポは絨毯のようでしたし、風も気持ちいいです。 
                                          来る度に満喫してます。ヘビさんもいらっしゃいましたが…。  
                                           
                                           くどくど書きましたが、農園は自然のなかで満ちあふれる生命力を実感できる場所ですのでご一緒にどうですか? 
                                           
                                           
                                           
                                           
                                          
                                            
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