新緑に心が洗われる様な、春と初夏の間、例年なら定期的に雨が降って、草も木も作物もすくすくと育つ頃ですが、今年はほとんど雨が降りません。 それでも、色んな鳥は得意げに美しく鳴き、空は澄み渡って、朝夕の風はさわやかです。
またたくまに過ぎ行く一年で一番心地よい季節を、農園では大切に忙しく過ごしています。
春一番に雪が解けるのは、一番日当りの良い第4農場で、青菜類は寒さに強いので、雪融けとともに種を蒔きました。例年春一番には、防寒と保湿の為に種まきの後パオパオ(不織布)をかけるのですが、今年から止めることにしました。 パオパオを掛けた方が、寒いときには発芽率がよく、成長も早く、虫にも喰われにくいのですが、パオパオは高価で耐久性が悪く、掛けたり外したりするのも手間ヒマがかかるし、何よりも自然でないような気がして今年から止めることにしました。 ところが種まきしてからこの方、雨らしい雨が降らず、粗植にしたのも乾燥を助長し、かなり虫に食べられてしまいました。
今回は失敗シリーズになってしまいました。 肥料として、マルチも兼ねて、ニラの所に上から撒いたのですが、スジ撒きにしないで全体に万遍なく撒いたもので、水遣りするとヌカがはねて、ニラの葉っぱにくっついて取れにくくなり、出荷の際にヌカを取るのに苦労しています。
「福田く〜〜〜ん ちょっと来て〜〜〜!! これ熊の足跡と違う?」
朝早くニラの収穫をしていた私は、土に大きな足跡の様な物を見つけて、早速、野生児の福田君に見てもらうことに・・・ 「違いますよ! これはキタキツネが土を掘ったんだと思いますよ。」 「な〜〜んだ!」よく考えてみれば、5〜6個しか足跡らしきものがないのも可笑しい。 だって、何処から来て何処に行ったやらです。 お騒がせ致しました。 申し訳ありません。 でも、農園の敷地内に『熊出没注意!!』の立て札が立ったものですから・・・・・
最近、主人がヒマを見ては畑の手伝いをしてくれています。 どうやら本気でやってくれているようです。 朝4時半に起きたらもう主人がいませんでした。 主人は大体6時前に仕入れに行くのですが、その前に畑に行ったようでした。 主人と一緒にトマトの手入れをしていると、主人はいつも歌を歌っています。民謡を歌いながら、声を張り上げたり、落としたり、急に歌いだしたり、唸ったり・・・・・ モーツアルトの曲を聞かせると作物が良く育つと言うけれど、民謡はどんなものでしょうね? 民謡味のトマト?う〜〜ん 想像も出来ない・・・・
頑張って下さいね!! 来年のお味噌の味がかかっていますから・・・・
いつも農園便りの写真を撮ってくれたり、編集や印刷をしてくれている編集長の島田さん。
今日は写真を撮りに来たついでに、豆まきの初体験です。そこを主人がパチリ。いつもご苦労さまです。
今、数名のボランティアさんが、週1〜3日くらいの割りで短時間ですが、働いてくれています。 本当に有難く、とても助かっています。 皆さん不定期ですが、それぞれご都合の良い日と良い時間に気楽に来て下さって、草取りや、定植、収穫などなど手伝ってくれています。 男の方は力仕事もありますが、冗談言い合いながら楽しくやってくれています。 でも、女性のボランティアさん同士が一緒になることはなく、寂しそうなので、どなたか午前中に働いて下さる方があれば有難いと思います。
明日から、私は有機農協主催のバスツアーに一泊どまりで参加してきます。
行く先は、 赤井川村 滝本農場 赤井川村 キッズファーム 積丹町 高野ファーム 石狩市 1.5ファーム 石狩市 リーフファーム 石狩市 はるきちオーガニックファームです。
2012年6月号
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