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まほろば自然農園
 
 
     

   

 

   

 初雪の遅かった今年は、降り始めると一気に積もり、根雪になってしまいました。
 例年なら、もう一度は融けて、越冬野菜の収穫に時間をくれるのですが、その暇を与えてくれませんでした。雪の下に貯蔵して、お正月過ぎるまで食べて戴けた大根や、白菜も11月の末で、出荷終了になってしまいました。
 ご予約戴いたのに、お届け出来ない内に終了してしまった方も大勢おられたかと思います。本当に申し訳ありませんでした。


 

   

 

   
 ボランティアさんに、大勢で草取りして戴いた人参は、まだ大量に残っており、来春、越冬人参として、より美味しくなって出荷出来ると思います。大勢の方のご協力の賜物と感謝、感謝です。


 後は、花豆など豆類を出来るだけ早く選別、袋詰めして出荷したいと思っています。
これは、ほとんどが、へうげ味噌用に回されますが、思ったより豊作だったので、少し、店売りに回します。白花豆、赤花豆、うずら豆、とら豆等があります。
 これも、大勢のボランティアさんに、草取りや収穫を手伝って戴いたせいで、有難いことです。





   

 

   

 毎年、秋から冬にかけて、もっと良質のカブが出荷できるのですが、今年は、最初の頃のカブは平べったく形が悪くなりました。

 後から植えたのは、形は良いものの、白カブの種と思って播いたら、パープルトップアンダーホワイトの種だったので、白カブがほとんどありませんでした。

 しかも例年と違う、土がまだよく出来ていない第5農場に植えたのと、最初の頃は残暑が長かったので、病気や虫は付かないものの、なんとなく、硬めのカブでした。
 カブは早めに堆肥を入れたり、雑草を鋤きこんで置かないと形が悪くなるのですが、間に合わなくなって慌てて堆肥を入れずに作ったので、余計硬くなったものと思います。もっともっと、堆肥やアルカリ性のミネラルを投入しなければ、カブは難しいようです。
 カブばかりでなく、カブの上に播いた小松菜も、部分部分で黄色くなり、出荷できませんでしたので、相当の土壌改良が必要と思います。


 なにしろ、第5農場は、最初は草も満足に生えない土地でした。生えてもすぐ黄色くなって、伸びることが出来ませんでした。
土地の人の話によると、鉄分の非常に多い土地で、水溜りが茶色くなるほどだったそうです。


それでも早くから借りている第1、第2、第4農場は、小松菜はもちろんの事、ほうれん草も取れるようになっていますから、ずいぶんと改良されたものです。





 

 

   

 

   
 同じ第5農場に植えたキャベツや豆類は、良質なものが取れました。

 キャベツは、作るのが大変難しい野菜と思っていましたが、年々良いものが取れるようになってきています。
キャベツは乾燥に弱いけれど、それさえクリアー出来れば、まめ類と同じで、それほど土質を選ばず、肥料も要らない野菜のようです。

 有機農家では、キャベツに防虫ネットをかけて作るところが多いと聞きますが、大変面倒ですし、経費もかかるので、防虫ネットをかけないでも、もっときれいなキャベツが出来るよう目指して行きたいと思います。





 
   

 

   

  11月29日に苫小牧で開催された有機農業の技術者交流会に行ってきました。去年は農園のメンバーも一緒に行ったのですが、今年は農作業がぜんぜん終わらないので、私一人で行ってきました。
特急に乗ると苫小牧は思ったより近い所でした。


 


   

 

     土壌の研究が専門の酪農大学の先生のお話では、ある団体が条件の悪い土地で、何十年も努力しているけれど少しも良くならない。
土壌改良より場所を選んだ方が良いと言われたのには、ちょっとショックでした。

 まほろば農園も、もともと重粘土で傾斜地で、風も強く、気温も平地より低いので、何を植えても上手に出来なかったのですが、15年間、毎年、バーク主体の堆肥や、雑草や、野菜の残渣や天然のミネラル等を鋤きこんできて、だんだん良くなって来ていると思います。
もう少しの我慢かな思います。



 

   

 

   

 第一農場の一番上に、自然農法の一角があります。

 そこは、主人と私が、無肥料、無化学肥料、不耕起で、ずっと管理してきた所です。
伸びて来た草は、ただ刈り落とすだけで、15年間、色んな物を植えて見ましたが、余りにも土が痩せていて何も出荷できるようなものが出来てくれません。

 ヨモギなど背の高い草は一杯生えるのに、いつまでたっても、土は重粘土≪山土≫で固く、作物が作れるほど表土が出来てくれないのです。
また、周りの木から種が落ちて、小木も生えて来たりするので、それは生えられたら困るので、抜き取るようにしています。

 ハーブを植えて見ましたが、ハーブでさえも、余り品質の良いものは出来てくれません。やはり、表土が3センチ積もるのは100年かかると言うのは本当なのですね。

 

   

 

   

 やウドが自生して、春には出荷出来るようになりました。
ほおっておけばほおっておくほど、開墾する前の自然に戻っていくだけで、畑にはなってくれません。



 ただ自然と違うのは、生えてきた草を毎年刈ってあげているので、春には何処よりもきれいなヨモギ≪出荷しています≫が群生して、美味しいヨモギもちが食べられるようになった事です。

 ソフテリアでも、その季節になると収穫に来て、パン作りに生かしてくれています。

 

   

 

 

     ヨモギやワラビ、ウド、木などは、腐植の表土が大してない所でも、逞しくどんどん育ってくれますが、今では、無肥料、不耕起の野菜裁培は、もともと、表土の豊かなところでないと難しいのではないかと考えています。
野草と違って、野菜は偶然でも意図的でも、人間の都合の良いように品種改良されたものですから。
 
 10センチも表土が出来るためには300年以上かかるとなれば、他所から落ち葉や雑草や堆肥を大量に集めて来なければ、今生で野菜は作れそうにありません。

 それでも、ヨモギが生えるようになったのは、進歩だと思います。最初は草も生えにくかったからです。痩せている畑の代名詞のようなヨモギでも、豊かに生えるようになったのですから、農園にはこんなスローライフもあっていいのかも。
 
 忙しい農作業の中にあって、そこだけ時間が超ゆっくりと流れています。



 

     

 

   

 トマトハウスを片付ける時、まだ赤くなり切らないトマトや、ミニトマトが一杯取れました。
暖かい部屋で少し置くと、全体的に赤くなってきたので、赤くならないのも含めてなごみ塩を入れて、トマトソースを作ってみました。
青いトマトの酸味がよく効いて、とても美味しい味の濃いトマトソースが出来ました。

残りもので作ったので、価格は低く抑えました。
是非一度ご試食下さいませ。



 

   

 

 

   

  昨日から、新入荷の豚の軟骨を、にんにくと激辛赤なんばんを入れて大鍋でコトコト煮込んで置きました。
まだ少し固めの所に、冷凍の豚肉と、皮をむいたボイルえび、玉ねぎ、人参、カボチャ、リンゴ(グラニースミス)、しょうが、トマトソース、なごみ塩を入れてまた、コトコト煮込んでいます。(太字はまほろば農園の野菜です)

 途中ですが、ちょっと味見してみると、これがなんと塩味だけで、すっきりと美味しいこと!!
「軟骨もコリコリ感がまだ残っていて、歯ざわりも抜群、にんにくと唐辛子もよく効いて温まる〜〜、」
の自画自賛!! 
家族は何と言ってくれるやら・・・?

 もうちょっとこってり味のお好みの方は、玉ねぎを植物油で炒めたり、バターを入れてみたり、お肉をバラ肉にしてみたりして下さい。
カレールーを入れても美味しいかも。



 

2012年12月号

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