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 今日(11/25日)は、大根、白菜の冬囲いを終えることが出来ました。ボランティアさんも、最後の最後まで手伝って下さって、おかげ様で、雨がひどくならない内に終える事が出来ました。

レタスも巻き切らないうちに寒くなってしまったので、「半結球レタス」とか、「リーフレタス」とかネーミングして販売しています。

千切りにして、酢味噌和えにすると、レタスとも思えないような、鮮烈な味がしました。北海道の冬の寒さが作り出した強靭な味覚です。今どき、露地のレタスは何処にもないと思います。


普通ならきれいに結球したレタスでないと商品価値がなく、市場流通に載らないのです。ところが、不完全なままながら、今この時期にしかない味のレタスを出荷して、それを買って下さる何処にもないお客様がいらっしゃる。そして、きっと感動して食べて戴ける?と言うのは、生産者にとっても、こんなに嬉しい事はありません。
直営農場ならではの絆を大切にしたいと思います。




 

 キャベツの収穫もしました。もう一週間もあれば、立派なキャベツが一杯出荷出来たのですが、27日頃からの雪で、山は根雪になるかもしれないので、小さめのキャベツも全部収穫しました。あまりに小さいキャベツを収穫するのは痛ましい感じです。ナイフを入れる時には心が痛みます。

でも、ある程度結球したものは、来年の春には痛んでしまうので、収穫して人に食べられた方が幸せではないかと思いながら穫っています。
朽ち果てて、もう一度キャベツに生まれ変わり、同じ人生(?)を何度も歩むより、人に生まれ変わった方が、楽しいのではないかと思うのです。
生態系のエネルギー循環の流れを一段階上がって、一歩前に進むわけですから・・・。
いい人に生まれ変わって下さいね。

 


 コンテナに山ほど積んで運ぼうとして、あまりに軽いので拍子抜けしてしまいました。
しっかり実の入ったキャベツなら、運びたくないほど重いのに・・・です。

「たわむれに 母を背負いて そのあまり   
軽きに泣きて 三歩歩めず」  啄木



自然に連想してしまいました。でもちょっと違いますね。


 でも、この時期のキャベツの緑っぽい外葉は、捨てないで、細かく切ってサッと油いためして軽く塩・コショウしたり、茹でて細切りにしてドレッシングするだけで、どんなに上手に料理するよりも、複雑で強烈な個性を自然のままに味わう事が出来ます。

単に美味しいと言う言葉では表せない、寒さで陶冶された私たちの命も奮い立たせてくれるような何かです。


 炒め過ぎないことと、炒め立てをスグに食べる事が大切です。




 今年は最後の方になって輪黒大根が増えて来ました。最初きれいだったので、安心していたのですが、在圃期間の長い大根ほど輪黒大根の確立が高くなるようです。
ご迷惑をおかけした方には申し訳ない限りです。

 もう、畑は27日から根雪になり、雪囲いした大根を出荷する事になりますが、これまでも、これからも、大根が輪黒だった方は、ぜひ申し出て戴きたいと思います。
輪黒の大根を持って来られなくても、レシートがなくても、代替品を差し上げたいと思います。
ぜひ、ご遠慮なくレジの方にお知らせ下さい。

 今は、葉っぱを落として、輪黒大根の有無を確認して出荷するようにしています。

輪黒大根も、上の方だけで、切り落とせば充分食べられるので、輪黒大根と表示し、ダンピングして店頭に出しています。




 秋蒔きの青菜類の場所作りが遅れてしまい、腰の高さほどもびっしり生えた草を、草刈機で刈り、スグに堆肥・ヌカ・ミネラル・ぼかし肥料(ブラドミンL)を入れて、トラクターで浅く耕し(10センチ位)、手動の種蒔機でその日の内に植えました。

 種播きした池田さんによると、枯れていない長い草が、草刈機に何度も絡みついて、あんなに苦労した事はないとか・・・。こんなに色んな物が土に馴染まないうちに、デコボコの所に植えて、きれいに発芽出来るかどうか、出来なければ、今年の秋の青菜類は全滅です。

この時以上遅く植えると、寒さで大きくなれないからです。


 

 次に心配なのは、硝酸態チッソです。有機農法では、完熟堆肥を入れる事が大切と言われているのに、まほろば農園ではいつでも違反しているからです。

 青菜類は硝酸態チッソが溜まり易く、発ガン性が問題になったりしていますが、賛否両論色々あります。
まあ、疑わしきは避けた方が良いと思いますが、あまり神経質になると、食べるものがなくなって、栄養失調になったり、外食できなくなってしまいます。
 
 また、野菜の硝酸態窒素濃度の高低は、環境汚染のバロメーターにもなっています。野菜の値が高ければ、土壌や水に窒素分が多く富栄養化が進んでいるとと予想されるからです。

 硝酸態チッソは、窒素肥料の未消化部分が葉っぱに溜まったものです。人間で言うと、タンパク質が消化し切れないで、アレルゲンや発ガン物質になって残っているようなものです。

 作物も多過ぎると病気になりやすくなりますが、窒素肥料を多目にあげた方が早く大きくなり、立派で色の濃い青菜が出来るので、病気は農薬で抑えて、多肥多収を目指すと言うのが現代農業です。




 

 それでは、有機農業では硝酸態チッソが少ないのかと言えば、そうとも言い切れません。窒素分の多い堆厩肥を必要以上に多用すれば同じ結果になってしまいます。

日本土壌肥料学会では、野菜ジュース、トマトジュース、青汁、果実ジュースの合計80サンプルを、有機と慣行栽培に分けて比較した所、大きな差がなかったという報告もあります。



 では、具体的にどのくらいの量がいいのかと言うと、大変難しくなってきます。
どんな作物を植えるかという事や、他のミネラルとの関係や、土壌微生物の状態、太陽や雨(水分)、温度等との関係性の中で必要量が決まるからです。

慣行栽培では、作物ごとに農協のマニュアルがあり、肥料も農薬も農協の指導の下に行われているそうですが、一方で、篤農家と言われる人たちは、独自の研究や、経験、カンのようなもので、決めているようです。

近年では先進的な人たちが土壌分析をして、それらを判断するようになりました。

 

   
 まほろば農園では、それを0−1テストでやっているわけです。
でも、それを一度、科学的にも分析してみたいと思っていました。本当に適正な施肥量になっているのかどうかと言う証明が必要でした。

また、土壌分析ではなく、最終的に(食べる段階で)作物の中でどのようになっているかと言う事が大切なので、小松菜で分析してみました。青菜の中では、硝酸態チッソが一番多いと言われているからです。

しかも、チッソ分の多い生の雑草やぼかし肥料を鋤きこんで、スグに種まきと言う最悪条件でやってみました。また、一般的に、作物は追肥をしない限り、成熟が進むにつれて硝酸態チッソは減少していく傾向にあるので、まだ余剰チッソのある穫れ始めの一番若い時を選びました。

また、日照不足のときも十分な光合成が行われないため、吸収された硝酸塩がアミノ酸やたんぱく質に合成されず、そのまま植物体中に蓄積されるのですが、採取した10月23日は一週間以上も雨が降り続いたあとでした。

以上のようなできるだけ最悪条件の設定で、結果は以下の通りでした。市販の国産野菜の硝酸態チッソ濃度と比較してみると低いのがわかります。





依頼者 株式会社まほろば
検体名 自家小松菜

硝酸体窒素 
測定結果 55 mg/100g(1kg換算で550mg) 

 

(mg NO3/kg)農林水産消費技術センター 2005

      最小値 平均値 中央値  最大値
コマツナ    197  4,060   4,070  9,490
ホウレンソウ  208  3,070   2,990  9,220

また、日本では基準値は定められていませんが、EU(2011年)では、ホウレンソウは3,500mgNO3/kg以下となっています。(小松菜の資料が無いので類推してください。)




 
 さらに、私たちにとって一番大切な事は、食べた後にどのような影響を与えるかと言う事です。

 野菜に含まれるビタミンCや、ポリフェノールなどの抗酸化物質には、硝酸態チッソからニトロソアミン体への変換を妨げると言う働きがあるそうです。

 硝酸態チッソを多く含み、かつ、アスコルビン酸(ビタミンC)の少ない野菜では、尿中のニトロソアミン体の増加が確認され、逆の場合には、ニトロソアミン体の形成が阻害される事が確認されています。

 まほろば農園の小松菜は硝酸態チッソが少ないばかりでなく、ビタミンCも破格に多かったので、そのような意味でも心配は要らないと思います。

ビタミンCや、その他の栄養素についても分析したので、色々書きたいのですが、長くなるので、次号に譲りたいと思います。

もともと、農薬や化学肥料は一切使っていないので、安全安心は言えるのですが、今回の分析では、さらなる農園野菜の安全性と、0−1テストの信憑性が、科学的にも証明されたと言う事で、お客様に安心して戴けるのが何よりも嬉しく思います。


 雪囲いした大根、白菜と、花豆、黒豆、うずら豆、とら豆、銀手ぼう、生花豆(豆ご飯用)などの豆類、佐々木さんの作った自然薯芋だけになりました。


大根は大量に貯蔵したので、1月一杯はありそうですが、白菜は、貯蔵量が少なかったのと、これまでに無く、売れ行きが良いので、12月の20日頃まで在るか無いかと言ったところです。

漬物時期が終われば、売れ行きは鈍るかも知れませんが、ちょっと予測がつきません。


 

上手に出来なかったお野菜でも買って下さったお客様や、暑い日も寒い日も、一生懸命作ってくれた農園スタッフ、協力して下さったボランティアさんたち、毎日、農園野菜の袋詰めをして下さった『よろこびの家』『ピースマイル』の人たち、苦しい経営を助けてくれたまほろばのスタッフたち、本当に大勢の人たちに支えられてやっと成り立っている農園です。

年の瀬にあたりまして、本当に心より感謝を捧げたいと思います。
有難うございました。


 



 

「ありがとうございます!! 社長も専務も喜びます!」

"わぁ〜全部買ってくれたぁ!"
私はとっても嬉しかった。
お客様がまほろば農園のリーフレタスを6袋買って下さったのだ。
値段は2玉で290円。

その日、まほろば農園からリーフレタスが入荷してきた。
3玉で290円。
専務の字で書かれた紙がリーフレタスと一緒に入っていた 。
とっても小さくて、290円ではとても売れそうになかった。
店には、未だに売れ残っているリーフレタス達がいる。
今回のよりは大きくて、2玉で280円、しかも2割引きシールが貼られている。

私は値付けするのを躊躇した。
"きっと今年最後の収穫なのだろう。でもこの値段じゃ…"

一緒に働いている従業員に声をかけた。
「この値段で売れるかな?」「いや〜難しいよね」…。

私は店長に相談した、店長も渋い顔。
まほろばでは、専務からの指示は絶対だ!
でも野菜が売れ残ってしまっては意味がない。
店長にも値下げの許可をもらい、190円でいこうということになった。
私は社長室へ向かった。
店にいるリーフ(2割引き)と今日来た小さいリーフを持って。
「社長、このリーフレタス、この値段ではきっと売れないと思います。この子のように2割引きでも売れないのではかわいそうです。」
社長は悲しそうな顔をした。
「そうだな〜かわいそうだよな。」
とても迷っていたが、
「198円か?」と。
「はい、それなら売れると思います。」

 悲しかったけど、198円で値付けし、目立つように、冷蔵庫とは別の場所の竹の籠の中に並べた。
店前の従業員にも声をかけて、手書きのポップを書いてもらい、願をかけた。
発送のお客様にも声をかけたりして、リーフレタスを買って頂き、店のは完売!"やったぁ!" でもまだ1箱ある。

 今から野菜を並べるには遅い時間だったが、急いで袋詰めをした。私はその時、専務のことを想った。
そうしたら、値段を専務の指示に従おうと思い直した。
最初のよりはサイズが大きくて、2玉で290円。
"よし、売ろう!"そう決心した。その日は全部売れなかった。

その日の夜、2割引で古くなったリーフレタスを食べた。
きれいに洗って、まずはそのままむしゃむしゃ……
"んんん?おいしい。"
私は心からそう思った。

優しい甘さ、苦みやアクが全くない。
芯は特に甘かった。カラダに沁み渡るような透明感のある味。
"専務の味だ。"
私はそう思った。

塩麹に漬けたお肉と野菜を焼いて、リーフと一緒に食べた。
シンプルだけど、絶妙な組み合わせ。

幸せ。"あぁ〜、専務に悪いことをしてしまったな。"



 
 次の日、私は罪悪感を抱えたまま、出勤した。
午後にレジに立ったが、まだリーフは残っている。
いつも優しい笑顔のお客様が見えた。
私は、
「まほろばのリーフレタス、おススメですよ〜! 私、昨日食べたのですが、苦みがなくて甘くてとってもおいしいですよ!」
お客様は
「あら、そう。じゃあ一つ。」
と言って買い物かごに入れてくれた。
「ありがとうございます!もう、これで今年最後の収穫なんです。」
と言ったら、
「あら、そしたら、これもこれも…」
と籠の中のリーフを全部かごに入れて下さった。
もう私は嬉しくて、
「ありがとうございます!!社長も専務も喜びます!」
と言ったら、お客様もにっこりとして喜んで下さっている様子だった。私は、心がとっても温かくなった。

野菜を買うお客様、その野菜を農園で作っている専務、店で売っている社長、直接お客様と関わりを持つことができる私。
みんなが一緒になって喜べた瞬間がとても幸せだった。

"あぁ幸せってこうゆうことなんだな。"
私は心からそう想った。



 農園便り12月号が出来上がった後にこの原稿がメールで届きました。主人が今からでも載せてはどうかと言っていると、編集長の島田から連絡が入ったので、読んでみて大賛成、お客様と言い、ゆかりちゃんと言い、涙が出るほど嬉しい気持ちです。



 
 実はこの価格設定には理由がありました。
最初の頃は私が収穫してしていて、収穫しながら外葉を食べてみると、とても美味しくて感動的でした。
完全に結球したレタスの外葉はそんなに美味しいものではないのですが、結球出来ないで、何度も凍ったり解けたりしている内に、特別な味になったのです。

私はこのレタスを、このレタスの味に相応しい値段で売りたくなりました。これまで作ってきた農園スタッフみんなの苦労や、最近の収穫の苦労(露地野菜の収穫は、半端でなく寒いのです)を考えると、2個290円は高くないと思いました。
値段の設定は、たいがい店にお任せしているのですが、時々、私が農園の段階でつけているのです。
と言うのも、こちらで値段をつけないで出荷すると、店で出来損ないのレタスとみなされて、二束三文の値段がつけられてしまうからです。
山武さんから入っているサニーレタスが一個280円だったし、鮮度も悪かったので、採り立ての二個290円は決して高くないと思いました。食べて下さった方にはきっと納得して頂けると思いました。

 ところが、その後、私は第4農場の青菜類やキャベツの収穫担当になり、第2農場のレタスは、担当者が変りました。最初は、大きいのを選んで採っていたのですが、最後は全採りしてもらったので、中小混雑していました。
その後、店でお買い物をしていると、あまりに小さいリーフレタスが同じ値段で売られていたので、これは高過ぎると思い、3個で290円に直してくれるように頼んで帰りました。それでも売れなかったので、最後は店のほうで198円になったようです。
売れ残るとしんなりするので、余計小さく見えてしまうのです。

 

 でも、水に戻すと、まほろば農園の野菜はスグにパリッとしてくれて、シャキシャキと食べられますので、ご存知ない方は、お試しくださいね。

 
 

 柔らかくて折れやすいので、細心の注意がいるし、赤い根っこの所も食べられるので、一センチ強残して収穫するからです。

ところが、冬になると、陽射しが少なくなり、露地は、いつも雨や雪が降ったり、止んだり、凍ったりしているので、湿った土が乾くヒマも無く、粘土のように根っこにこびりついてなかなか取れないのです。
ところが寒さに耐える為に、ほうれん草はロゼッタ状に地面に這うように伸びていくので、それを、傘を閉めるように戻そうとすると、折れてしまいます。

 ところが、その根っこにこびりついた土を落とさないで、次のほうれん草を上に置くと、きれいなほうれん草の表の部分も泥だらけになってしまうので、重ねられません。

それで、収穫する所に水の入ったバケツを持っていって、一本ずつ洗いながら積み重ねていく事にしました。
そんな事は、誰にも頼めないので、私がやるしかありません。
それに男の人たちは、大根や白菜の雪囲いで忙しいのです。
キャベツや白菜、大根の収穫は、体を動かすので、どんなに寒くても汗を掻くほどですが、ほうれん草の収穫はズーッと座りっぱなしで、水を使って、1箱(7袋分ほど)採るのに1時間以上かかるので、寒くて1日1箱が限界でした。
最初にキャベツを採って、体を温めておいて、ほうれん草を採り、限界になると、水を使わない小松菜を取ったりしていました。
それに、最後の方はどんどんほうれん草が小さくなっていったので、採っても採ってもなかなか1箱にはなってくれません。

根雪になる前の最後の2日間は、ツイに水で洗うのを止めて、カッターナイフで丁寧に土を落とすだけにしました。それでも突風が吹いて泣きたいほど寒かったのです。

 
 
 なんで、そこまでして採らなくても?と思われるかも知れないのですが、根雪前の露地ほうれん草の美味しさを、お客様に味わって戴きたい、その一心でした。
収穫しながら生でかじると、甘くて甘くて、調味料が要らないし、茹でるのが勿体無いほど美味しかったからです。

 ところが、丁度その頃、他所から入ってきた有機のほうれん草が、今まで高かったのに、190円位で売られており、今時期のほうれん草の値段ではありませんでした。
どんな事情でそんな値段がついたのか知りませんが、店長に生産者が気の毒だと伝え、そのまま放っておくと同じような値段で売られてしまいそうなので(大概は、他所から入って来る有機栽培の野菜の値段に準じています)1袋240円で販売してくれるように頼みました。
 最後の泥つきの1箱(5袋位)は、290円にしてもらいました。
でも、その次によそから入ってきたほうれん草や、小松菜は300円以上していたので、決して高くはなかったと思います。
 小松菜は、最後まで198円で売りました。
比較的収穫が大変でなかったのと、量的にも一杯あったからです。
 
 私が自分のお買い物をしてレジの所にいると、玄関から入って来られたお客様が、いきなりレジ係りの人に聞かれました。前日で今期終了だったのですが、レジの人によると、毎日何人もの人が、ほうれん草ある?と聞かれるそうです。

 私は、それを聞いて、
「ああ!!、お客様は分かって下さっていたんだ」という感動で嬉しくて胸が一杯になりました。
どんな寒さも苦労も吹っ飛んでしまいました。
今年の寒さだけでなく、農園開設以来17年間の苦労も吹き飛んでしまいました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。

 ≪ああ!幸せってこういう事なんだ≫、ゆかりちゃんと同じ思いを共有です。

 最近、農園野菜の値段のつけ方が粗雑な事に気がつきました。他所から入る野菜は、その都度納品書を見て、主人や店長がつけているので、何かミスでもない限り問題はありません。
農園野菜も基本的には同じで、店の方でつけているのですが、たまには相談されて、参加することもあります。

ところが一回値段をつけると安心して、周囲の状況が変っても同じという事が多いのです。
春には、最初は高いのですが(灯油の暖房も入るので)、露地野菜に代って、大量に採れるようになっても、下げるのを忘れている場合があるので、私がお買い物に行って気がつくと下げてくれるように頼んできたりしています。
また、あまりに多く採れ過ぎて、裁き切れない時は、値段を下げてもらいますが、その後、採れなくなってもそのままの場合もあって、私も何気にお買い物をしていると、気がつかない場合も多いので、長い間、寒くて取れなくなる直前まで1本100円(ズッキーニの場合など)だったりする場合もあるのです。

農園の状況が一番良く分かるのは私ですし、市場や、有機市場の状況が分かるのは店ですから、お互いに情報交換して、もっとキメ細かく価格設定をしていく必要があると思い反省しています。
農園野菜がびっくりするような高い値段だったり、安い値段だったりして戸惑われたお客様も大勢いらっしゃるのではないかと思います。

「もっと農園野菜に関心を持って欲しいな」、と思っていたのですが、「店は忙しいので仕方ないか」、という思いもあり、遠慮していた所もあったのですが、それではお客様に申し訳ないわけで、これは、出荷側がもっと積極的に関っていかなければと、最近思い始めていた所でした。


 
そこに、ゆかりちゃんのメールがあって、こんなにも農園野菜を愛してくれて、私やスタッフの野菜に寄せる気持ちをこんなにも理解してくれて、一生懸命お客様に伝える努力をしてくれて、(ゆかりちゃんだけではありません)、そして応えて下さるお客様がいて、本当にありがとうです。

 こんなに幸せな年末を迎えることが出来て、誰にでも、何にでも感謝したい気持ちです。





     
      2013年12月号
   

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