はじめに
東京の友人から素晴らしい油を紹介されました。このオイルはα(アルファー)-リノレン酸系の油で、亜麻仁油や、シソ油、エゴマ油、魚油(EPA・DHA)などと同系列の油です。
リノレン酸系と、リノール酸系の油(紅花油、ゴマ油、ひまわり油、大豆油、コーン油、綿実油、調合油、調合サラダ油、グレープシードオイル等)は、ただ単にエネルギー源としてだけでなく、相反する性質を持ちながら、生命維持の根幹にかかわるところで、自律神経系やホルモン系、免疫系を機能的にコントロールしてくれています。無意識下で働いてくれているこれらの系は、自然治癒能力とも深くかかわっています。
例えば、リノール酸系は自律神経を緊張させ、男性ホルモンを優位にさせるとか、リノレン酸系は弛緩させ、女性ホルモンを優位にさせるとか、どちらが良いとか悪いとか言うことではなく、必要に応じてコントロールしてくれているわけです。従って、脂質栄養の系がどちらかに偏りすぎると、必要な時に緊張や集中が出来なかったり、リラックスしたい時に緩まなかったり、その結果、自然治癒能力も正常に働かなくなってしまいます。
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