寒くなって来ると、寒さに対抗するために、動物は皮下脂肪を貯めていきます。
人もまた同じで、秋風が吹き始めると、さっぱりしたお料理よりも、油っぽい、こってり料理が食べたくなります。
健康で、環境適応能力のある人は、自然にそのような料理が食べたくなり、厳しい寒さに立ち向かえる体を作っていきます。
本能が嗜好や味覚として現われ、無意識に判断をしてくれているわけです。
ところが、頭の中に健康に関する知識や情報をたくさん持っている人は、
●卵や肉は、コレステロールを高くして、動脈硬化を促進し、心臓病になりやすいとか、
●白米は死んでいるけど、玄米は生きているとか、玄米や海草や根菜類や、野菜の皮の繊維は、コレステロールを下げ、便通を良くし、排毒作用があるとか、
●生食は、ビタミンや酵素も多く、還元作用があって細胞を若返らせるとか、等々・・・
本能ではなく、頭で考えて、自分の食べ物を決めていくわけです。
平常食は、人類や祖先が長い年月をかけて、人体実験によって厳選し、食として定着させてきたものです。(添加物や農薬や放射能は違います)
人類をここまで育ててくれた叡智の結晶です。
あれがよくて、これが悪いということはありません。
自分自身の感性で、そのとき、そのとき選択し、感謝して戴くのが最善ではないでしょうか?
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