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『土団子は、農業の究極である』
とは、自然農法の大家、福岡正信翁の至言である。
『この一個の団子に宇宙が詰まっている』
と、語られたが、この中に命の種子があることの意味もさることながら、この回転運動の求心力と遠心力の見事なバランスと妙合は、生命誕生の秘儀であると感じた……、といえば、大袈裟過ぎるだろうか。
実際の現場から、そんな直感を得た。
そして、一個一個のセラミックには、中心があり、そして、それは大宇宙の中心でもあるのだ。
「エリクサー」も「結」も、まさに、大宇宙の中心と繋がっている因陀羅網、壮大な覚醒のネットワークだったのだ。
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15年前、福岡自然農園での『土団子』作業に学んで。庵にて翁がまほろば製作「無」の小冊子を読まれる。
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