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ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann
Sebastian Bach,( 1685〜1750)、18世紀に活動したドイツの作曲家、鍵盤楽器の名手として、西洋音楽史上においてもっとも偉大な一人重要な位置にある存在である。
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先日、第九の創作と演奏の顛末の様子を画いた『敬愛なるベートーヴェン』という映画を二度も鑑賞してしまった。
小さい頃より、音楽映画が大好きで、作曲家の創作の瞬間にたまらなく憧れていた。しかし、この個人の作家が出現する時代背景の近代史以降、世界が急速に激変し、闇に包まれていったことを知る。それは、バッハ・モーツアルト・ベートーヴェン以降、次第に音楽はその彩光を失っていったのと平行線を辿る。
苦悩する自己表現と自我の確立。これは、何千年も続く民俗音楽や、東洋音楽の発生には見られない現象でもあったのだ。
雅楽の響きと舞を観ていて、高校生当時読んだ作曲家武満徹氏の「音の河」という一文を思い出していた。
笙の音に、垂直に立ち上がる、今までとは別次元の音の世界を聞いた、というのだ。
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