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About Mahoroba まほろばとは
 
まほろばだより−まほろば主人から−
 
 

 札幌に「まほろば」という総合自然食品店を開いて二十七年になります。
現在ではアイテム数も五千品目を超え、単に食品のみならず健康と安全に配慮した衣食住全般にわたる商品を取り揃えております。


 お蔭様で、この不況下にも拘わらず、大した宣伝もせずロコミで毎年少しずつ伸びて参りました。ありがたいことです。

 一方、私たちは自然農園も手掛け、八町歩160種類にも及ぶ無農薬自然野菜を栽培しています。創業と共に営農し、14年ほど前から本格的に取り組み始めました。 これからの時代に向け、単なる安心安全に留まらず、豊かな生命力と人々の精神や魂の奥にまで届くような食と農の在り方を追求していきたいと志し、最終的には自分たちで生産するところにまで行き着きました。さらに、まほろば農園で生産された野菜を使ったミニレストランも店内に併設しています。

 
屋号の「まほろば」とは、倭建命(やまと たけるのみこと)が詠った、

「倭は国のまほろばたたなづく 青垣山ごもれる倭しうるはし」


 に出てくる古語で、この世で一番よい所、即ち心の故郷を意味します。
これを社名にしたのは、十代から影響され続けた人生の師、数学者・岡潔(おかきよし)先生の思想が原点になっています。

岡先生からは
「宇宙の本質は情緒である。 人間にとって一番大切なのは古を懐かしむ心である」
 と教わりました。

究極の古とは、私たちを生み育ててくれた大宇宙そのものであるという言い方もできるでしょう。

 私たちが自然食品を扱うのも、食の安全性だけを求めるものではありません。食を通じて健廉になるのは二次的な結果であって、人間本来の在り方に帰することを眼目としております。正常な食物を摂り入れることで自らが正常な心となり、宇宙の中核に繋がることができる、という点にあります。

 いまでこそ、私たちのこういった考え方に共感してくださる方々も増えて参りましたが、33歳で妻と店を始めた頃は、お金もなければ信用もない、正に無い無い尽くしの状態でした。

  そんな私たちが、創業当初から羅針盤としてきたのが、「O-1テスト」です。
これは、大村恵昭医学博士が創始したバイデジタル・O-リングテストという医療技術を前身とするものです。私たちはこれをまほろば独自のテスト法に発展させ、安心食材を選別したり、営農技術を磨いたり、世界の科学者から評価を戴いた「エリクサー」という浄活水器を創ったり、新凝乳酵素を発見したり、と未知の世界を押し広げてきました。

 先の0-リングテストに出合った頃です。
私は玄米菜食を実践し、玄米の粕でもある白米は 人の食すべきものではないと教えられてきました。

しかし、体の調子が一向に芳しくありません。O-リングテストをすると、私には玄米がマイナス反応を示すのです。しかし、私はそんなはずがない、と素直に受け入れることができませんでした。
そんなある時、こともあろうに魚・肉・卵まで食べたほうがよいというテス結果が出ました。 そこで、思い切って食べてみたところ、体がみるみる元氣になっていったのです。

 この時私は「この世の中には"絶対"はない。みな相対して流動しているのだ」という犬きな気づきを得ました。
様々な常識や通念、ドグマ(教義)といったものに縛られていた自分自身が砕けていった瞬間でした。

 そして、O-1テストを繰り返し行ない、観念の世界から離れていくにつれ、「真理は常に 具体的である」という現実を直視し判断出来るようになりました。 宇宙を貫く一つの真理は、時々刻々変化しながら、私たちに即時の対応を迫ってきます。 それが不易流行の真相だったのです。
そこに、固定観念は本来なかったのです。


 実際に、JAS有機認証制度が敷かれていなかった当時、有機も無農薬も表示は自己申告で した、むしろ無表示の作物に良い反応が出ることが珍しくありません。 そこで、私たちはこのテストの結果だけを指針として、 表示宣伝に惑わされない独自の見極めで仕入れをしてきました。

 もっとも創業当初は、周囲の理解をなかなか得ることができませんでした。 ある時は批判の対象になったこともありましたが、私はまったく意に介さず、我が道を貫いてきました。O-1テストは、自分の知識や経験によって判断するのではない、神の意に従う羅針盤のように、 「これによって宇宙と繋がっているのだ」という確信が自分の中に厳然としてあったからです。

 若い頃、私は中国哲学に傾倒し、多くの古典を学んできました。
老子は二千年以上前に、自然と同調し、人と和合する理想郷の最も簡潔なモデルとして

「國は小さく、民は寡なくあるぺし」


と説いています。

 私たちは、拡大の論理に惑わされず、環境に負荷をかけず、エネルギーを抑え、狭い地域で生きる喜びを分かち合いたい。
生産・流通・消費が完結するささやかな町づくりに生きていきたい。

自給自足、地産地消の最小モデルを我々の事業として実践し、老子が説いた平和の原理「小國寡民」の思想に従った生き方を皆と共有していければと希むものです。

(みやした・しゅうへい=まほろば杜長)
 
 
 

 

 

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