それは、「平和の実現」です(確か何年か前にも書いたような…)。
とっても漠然としていて抽象的ですが、実は誰もが心の奥底で願っていることと思います。
そもそも、平和とは辞書を引くと「争いや心配事もなく穏やかである・こと」とありますが、この世の中で本当にそれを実現するのはとても難しいことのように感じます。また、切迫する環境問題、健康の不安、経済や景気のこと、テロや戦争、ウィルス…、心配の種はつきません。こんな世の中で本当に平和など実現できるのでしょうか?そんな途方もない夢は見るだけ無駄なのでしょうか?私はまほろばの仕事を通じ、多くのことを学び体験する中で、それはけっして不可能ではないんじゃないかと思うようになりました。
平和を実現するには、大きく二つの道のりがあるように思います。
一つは、「自らの心の中に平和を確立する」こと。
そして、もう一つはイメージの力=創造力を働かせることではないかと思っています。
一つ目の「心の平和の実現」は、誰か他の人の心ではなく、自分の心を対象にしているので、けっして不可能ではありません。そもそも、自分の心が不安や恐れでいっぱいなのに、世界の平和はありえません。
賢治は「世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」といっていますが、その逆もまた真なりなのです。昨年話題になったホ・オポノポノのように、外側に働きかけることなく、自らの内側を癒すことで、劇的に外側の世界もまた癒されていくその事実こそが、それを証明しているのではないでしょうか。それは、この世というのは、本当は外も内もなく、全てが一つにつながっているからこそ可能なのです。
心に沸き立つ荒波を自ら癒してゆくことで、彼方におだやかな水平線を見出して行きたいと思っています。
もう一つのイメージの力ですが、これは仕事柄、何かをデザインする際には欠かせません。一生懸命考えるというよりも、インスピレーションとしてひらめいたものの方がより強力です。
そのひらめきがやがて形になっていくのですが、そういったイメージがなければまったく仕事ははかどらないのです。
逆に、「こんな感じ」というイメージさえあれば、後は時間の問題です。それはまもなくこの現実世界に形を伴って現れます(もちろん肉体や技術を駆使することは必須ですが…)。
飛行機もパソコンも、誰かの創造の中から生まれました。
人間に秘められた偉大な創造の力については、「引き寄せの法則」など近年多くの書籍でも語られるようになりました。
平和に関しても、それは同じではないかと思うのです。
まずは、心の中にその姿をぼんやりと見ることから始まります。
頭で考えるのではなく、五感や六感を使って感じることが秘訣です。
私の中には今、豊かな自然が見えます。人はやがて自然を取り戻し、人と人、あらゆる生命が心を通わせ、奪い合うことなく自然の恵みを分かち合い、心穏やかに仲良く助け合って暮らしているのが見えます。
戦争はとうの昔に終わりました。
人々は宇宙の全てが一つにつながっていると思い出したからです…。
30年前、ジョンが「IMAGINE」の優しいメロディーと共に全世界に語りかけてくれたように、イメージすることが始まりなのかもしれません。
Imagine all the people Living life in peace…。
「まほろば」という響きの中に、「人類の平和」を感じ取っていらっしゃるのは私だけではないはずです。
皆様と共に手を取り合うことで、平和の夢を実現できるのではないかと、なかば本気で思っています!!
そして、平和は難しい科学技術でも、教義や主義主張でも実現できません。それはただ、自他を思いやる優しい心から始まるのだと思うのです。
新年早々、夢みたいなことを語ってしまいましたが、タイトルが「夢」です。
どうぞ笑ってお許し下さい。
今年が皆様にとりましても平和な一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
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