2011年3月11日に東北関東を襲ったあの地震の日以来、日ごとに見聞きを重ねる被災の様々に、多くの皆さまと同じように言葉に言い尽くせない思いを抱き、被災の地の皆さまに思いを寄せる日々を過ごしています。 そしてまた、「自分に出来ることは何だろう」との思いの中に居られる多くの皆さまに、日ごと心を重ねる一人でもあります。 そうした日々の中、胸の中に静かに二つのことが浮かんできました。
「武士道はその表徴たる桜花と同じく、日本の土地に固有の花である。」 と始まる新渡戸稲造の著書『武士道』の巻末の言葉―