大きな災いと変化があった2011年。震災で尊い命をなくされた方々や九死に一生を得た方々。大切なご家族を亡くされ、さらに原発事故で故郷を追われ、仕事を失った方々…。はたして自分には何ができるのだろう…。何もできないまま終えた昨年でした。
そんな2012年初頭、今年のあいさつは、何を書いてよいものやら…と、途方に暮れつつ、しばし黙想してみました…。 以下、筆の走るまま綴らせていただきます。
「みんな忙しくて、本質を見失っていただけだ。
本当のこと、一番大切なことを。
ほんとうは、誰も皆、そのことを知っている。魂の奥で。
ただ、周りの空気に、時代に、誰かのこしらえた仕掛けの中 で、見えなくさせられていただけなんだ。
一番大切なことは、愛おしむこと。いのちを。
いのちとは、目の前のあなた、そして私、私を取り巻くあら ゆるもの。 風も空も海も森も、畑の中のミミズやあらゆる生 き物、車やイスやパソコンや家もみんな生きている。
地球も月も太陽も、宇宙という大きないのちを生きている。
これからは、いのちを大切にする生き方を目指そう。
どこかの誰かがつくった、見せかけの○○○ドリームなんか ではなく、魂がこの肉体を選んで宿ったときの、ほんとうの 、ほんまもんの目的を思い出して、その夢を実現するよう力 強く生きよう。
誰も皆、その唯一の夢を抱いて生まれてきているんだ。
いつからだって、遅くなんかない。
過去も未来も、すべてのトキは、今、この瞬間にあるって、 大昔の人は知っていた。
時間という、人がつくったものに絡めとられてはいけない。
大いなる"とき"の中で、君の抱えてきた、魂の目的を果たす のは、今…」
…つれづれなるままに書いてしまいました。
いのちを大切にする生き方とは、自分も含めたあらゆるものを愛おしく思う気持ち、それを大切にするということ。
偶然、街で目に留まったポスター。
2012年3月10日に被災地で2万発の花火を打ち上げる、
『天国にぶっ放せ』のキャッチコピーには、こう書かれていました。
「忘れちゃいけないのは、心から感謝すべき日だった3月10日。
本当に忘れていけないのは、3月10日の他愛のない会話。
・・・私の一番の後悔は、「今日もあなたを愛してる」それを伝えなかったこと・・・。」
降る雪さえ愛でた古人のように、まずは目の前の小さな事からはじめてみようと思います。この肉体を去るその時に後悔ひとつ残さぬ様に、忙しさの中で見失うことなく、今を大切に生きられますように…。 今年も一年、皆様のいのちの力を高めるお手伝いができますよう、励んでまいりたいと思います。
皆様のお幸せと、東北の、日本の、地球の進化と目覚めを、そして、人類の真の復興を、心よりお祈り申し上げます。 |