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まほろばだより−トピックス−
 



鰍ワほろば専務取締役
鰍ワほろば自然農園代表  宮下 洋子
(有)アイズ代表


明けましておめでとうございます。
世界的大不況の嵐の中、今年は、中小零細企業や非正規従業員等にとっては大試練の年になりそうです。
零細企業のまほろばも例外ではなく、今年一年を乗り切れるかどうかは、"神のみぞ知る"(倒産企業の7割以上は零細企業です)本当に誰にも分かりません。





多くの政治家や、経済評論家がマスコミに取り上げられ、今後の見透しや、この混迷社会を脱するための方策について述べていますが、それぞれに意見の違いや対立があります。
しかし、いかんともし難い外需の落ち込みに対して、いかにして内需を拡大し、景気を取り戻すかという方向性は、共通のようです。









しかし、わが国がこれ以上消費の拡大をはかる必要があるのでしょうか。
もっともっと物質的に豊かな国になる必要があるのでしょうか。
大量生産、大量消費の景気浮揚策をどこまで取り続けるのでしょうか。
そして、もっともっと公害や環境汚染を拡大する必要があるのでしょうか。  
私には、日本は全体的には十分豊かで、ただ格差や偏りがあるだけのように思えます。
格差を是正する過程で、たとえ経済が減衰し、国際競争力が弱くなったとしても、それが本来あるべき日本の実質経済であり、健全な姿ではないでしょうか。  

命の根源に根ざしたお金の価値以外の価値を切り捨ててきたことが、格差社会を生み、今の混迷社会を作り出して来たとすれば、逆に今こそ失われつつある価値を取り戻す時ではないでしょうか?  
百年に一度の大不況には百年に一度の大計が必要とされているように思います。





それには、主人の提唱する小国寡民、自給自足、自主自立、共存共栄の方向が、この混迷社会を解決する根本思想なのではないでしょうか?
 
一人一人が自分の足元から1歩ずつ掘り起こし、核となって、同じ意識を持つ仲間を少しずつ増やしていく。
そしてその輪が目に見えないところで次第に大きくなり、その実証と実績が、いつの間にか国の政治や経済を動かし、教育を変えていく。
それが一番遠回りの近道、逆説の真理であるように思います。
また、草の根は、百年の大計を掲げる政治家を輩出し、当選させることの出来る支持基盤にもなるでしょう。
2006年12月、超党派・全会一致で採決された有機農業推進法は、多くの有機農家や酪農家、関連団体、理解ある有識者等の協力で組織された『全国有機農業推進協議会』が母体となり、心ある国会議員団を動かし、その熱意と働きかけで成立したものです。


当時の政府の農業政策では、有機農業は、一部の篤農家のもので、有機農業では国民を養うことは出来ないとされ、切り捨てられていました。

まほろば農園に、去年、官の視察があったことや、海外の有機農業関係者と国際交流をしたこと、官報に掲載されたことも、有機農業支援策を打ち出した「有機農業推進法」の影響が大きいのです。 まほろばの生産者の多くは、協議会のメンバーであり(まほろば農園も)、なかでも、興農ファーム(肉)の本田さんや、お米生産者の黄倉さん、ワタミファームの武内さん、金沢大地の井村さん、共働学舎の宮嶋さんなどは、先導的な役割を果たしてくれている人達です。

 







足下の厳しい経済情勢、家計状態の中で、食の安全や健康、環境をどのようにして守っていくか、まほろばは、これまで以上に食の安全を守るための真剣な企業努力が求められているように思います。  
よりよい質と安全をめざしながら、できるかぎり価格を抑え、しかも経営を維持することが要求されています・・・・・不況でなくても難しかった事を、これからは、もっともっと真剣に追求していかなくてはなりません。  
まほろばの真価が試される一年と言っても過言ではないでしょう。






そして、安全や健康や環境、地球の未来のことを、真剣に考え、行動することが出来る人たちが、共に手を携え、生き残っていかれる社会を足もとから築いて行かなければなりません。  
その為には、これからの厳しい冬の時代を、お客様共々いかに乗りこえていくか・・・・・集中力が要求されています。
集中して心を研ぎすまし、想像力を働かせること、それが針の穴のような狭き門を開く奇跡の一点のように思います。








新年に当たり、心を新たに、特別な年には特別な気構えで臨みたいと思います。
何か厳しい新年のご挨拶になってしまいました。 最後に今年一年の皆さまのご健康とご多幸を深くお祈りさせて戴きたいと思います。                          合掌





共働学舎の宮嶋さんに私の文章をメールして、名前を載せても良いかどうか、問い合わせました。すると次のような内容のメールを戴きました。



宮下洋子さま

これまで、まほろばが目指してきた、いのちの力を持った食品をつくり、流通し、消費生活するというところが、これからの社会づくりの根底にならなければならないと思います。

自然の小さな変化に大きな工業は対応していけません。土地に根ざした小規模の生産体系を持つもののみが自然の変化に対応できるでしょう。

その情報と流通、価値を判断する0-1テストをもっているまほろばさんはこれから本領発揮だと思うのですが・・。
百年の大計の本質の芽はすでにあると思います。
それを実際のネットワークの中で浸透させていくことが必要でしょう。
もう国に頼っていられません。
ましてや政治家や経済の実力者といわれた人たちに頼ることは出来ません。
自分たちで作っていかなければならないでしょう。
システムと管理のイデオロギー社会 ⇒ 土地に根ざした自立と協調、創造性の 時代へ

                  宮嶋 望



本当にその通りだと思います。
根源的なところでまほろばの真価が試される時なのでしょう。 福祉の面から、健康な土地と環境に根ざした自立と協調を実現されてきた共働学舎の宮嶋さんだからこそ、書いて戴けた言葉だと感謝いたします。今年は、共働学舎とのネットワークもさらに強化させて行きたいと思います。


なお、宮嶋さんは去年、本を出されました
(まほろば取り扱い。この本を読めば、宮嶋さんのメールの内容が、とてもよく分かると思います。


宮嶋望(北海道新得共働学舎代表)
『みんな、神さまをつれてやってきた』

(地湧社、2008年11月刊) 
定価1,900円+税
    まほろばにもございます。
 











 
 

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